このところ、世界中のコアゲーム開発のスタジオの身売りや統廃合が進んでおりまして、まあ大変微妙なお話も縷々出回っている状況ではあるのですけれども、一足先にカジュアルゲームへの体制移行を求められる日本のゲーム業界では札束で顔を叩かれる事業提携ネタから、本格的な資金調達・増資話へと進化していっているということで、レベルファイブの件がかなり周知されるようになりましたのでメルマガで書いてみました。



http://yakan-hiko.com/kirik.html

http://magazine.livedoor.com/magazine/50



 中の人を含め、関係者の証言が正しければ、直撃の理由は単純に言えば『二ノ国』だろうと思うのですが、ただし数字をよくよく眺めて見ますと、個人的にはパブリッシャー事業に進出したことによる短期的な資金需要と、来年以降の主要タイトルの数字の見極めのところでのミスマッチ、さらには才能の根源である日野さんに意志決定が集中している硬直した制作指揮体系といった、複合的な理由によるものだろうと考えるのが普通です。


 相当マネジメントも頑張っているんだろうなあと感じられる布石も多々見られるのと、極単純に古き良きゲーム業界好きからしたらやはり相当努力してここまでやってきた会社出るという点で心情的には応援したいところでもあります。一方で、DeNAと『レイトン教授ロワイヤル』を手がけるという話になったかと思えば、今度はGREEと包括提携が発表され、また具体的にソーシャル方面で凄い創造性に裏付けられた目茶売れるゲームがレベルファイブ印として制作できておるのかと言われるとこれがまた大変微妙なところであります。



 売り上げや予測、海外展開の進捗度合いなどを考えると、ちょっと調達しようとしている金額が大きいかなあとも思うところもあり、一方で、もうテレビ局から代理店から業界周知みたいな感じですので問題にならない範囲で話を聞いてみましたのでご笑覧のほど。また、ご意見ご感想クレームご相談タレコミ等々はこちらまで。→BZT00066@nifty.ne.jp



 よろしくお願い申し上げます。