現在進行形の話でありますが、あまりにも対処すべき事案が多すぎるため、着地がどの辺になるのかイマイチ良く分からない状況であります。



松原国家公安委員長「対日諸工作に重大関心」

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120529/crm12052911140007-n1.htm

「書記官のスパイ報道、根拠ない」中国大使館

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120529-OYT1T00772.htm

「彼がスパイ…」驚き戸惑う松下政経塾同期ら

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120529-OYT1T00791.htm



 もちろん、顧問料の月額10万円で対日工作だ、なんて話は当然あり得ない訳で、日本側で手引きをした人物や、情報を提供した面々なども相応に調査して、ルートの解明をしていかなければならないんでしょうけれども。


 もう少し詳しいお話は明日放送予定の「安全保障なう」や今後メルマガなどでも取り上げていきたいところでありますが、今回の場合は情報の出口に当たる部分の問題であり、しかし実際にはより構造的に深いところで10年以上にわたってスパイ活動が行われ続けてきたということでもあります。



 マスコミレベルでも「えっ」と思われる人が何人か嫌疑をかけられていることが知られておるようで、まあもうこれは結果を見てみないことには何とも言えないよね、といった状態でございます。



 とりあえず、その方面には中国人民解放軍総参謀部の出身であったことは誰にも伝えていなかったとのことなので、いわばど真ん中の部分ですね。それにしても、国家公安委員長が松原仁さんで良かった、と言っていいのかどうか。まあ、一般論で言えば良かったんでしょうけれども。



(追記 16:41)



玄葉外相、松下政経塾在籍「顔も名前も思い出せない」

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120529/plc12052911170008-n1.htm



 この発言のピックアップを忘れておりました…。



 いや、そう言い切ってしまったら、後から不都合な真実が仮に続々と出てきた場合には、日中外交の責任者が中国および韓国への情報漏洩事件の対応の枠組みから外されるスキャンダルに塗れてしまいます。



 今月、訪中したばかりの山口さんで大丈夫なんでしょうか。山口さんのほうがいいという人もあるようですが…。