長旅を終えて、つかの間東京にいることになったんですが、緊急アポでと言われた方が、前回Studygift関連のブログ記事やメルマガでご紹介した私の援助先の施設の人で。まあちょっと予定があわないので電話でって話になったんですけれども、話していたらどうも思わぬ方向で騒ぎになっていたようです。書いていいかと聞いたらむしろ書いて欲しいというのでピックアップします。



 前回の記事はこちら。



家入一真さんの例の件で願うことなど

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2012/05/post-3261.html



 簡単に言うと、早稲田大学がすでに退学した子の学費援助の名目でお話が出ていて、大変迷惑をし、怒っているとのこと。まあ… 恐れていたことと言いますか、返す返すああいう女性で良かったと思うわけなんですが。


 個人的には、すでに児童擁護施設だけでなく就学希望児童への学費支援についてはさまざまな枠組みや試みがあるのは事実なので、そういったところときちんと組んで、Studygiftが盛り上がってくれればいいなとぼんやり思っていたのですが、問題となる女性が対象になった過程や、最低限行うべき大学当局との折衝は行っていなかったのだそうです。



 この辺は、もうイロハというか当然やるべきことであって、退学が決まってしまっている女性が、その退学した大学の名前を出して助成を求めるというのは望ましいことじゃありません。基本的に、大学生に対して資金的な助成をするのは、無用なトラブルを避ける(まさに今回のようなトラブルですね)ために、大学側ときちんと話し合って、どういう手順で資金を募集するのか、それは返済の必要がある性質のものなのか、拠出者の匿名性や、募集の方法などを取り決めないとなりません。



 もっとも、大学はどこもそういう細やかな取り決めをガチガチにやるという話ではなく、むしろ援助してもらえるのであれば、とイージーな感じで捉えているところが多い(はずな)ので、そこまで怒らせるのは何やねんと思ったわけです。



 理由としては、今回の件でかなりの数量の電凸が、早稲田大学にあったのだそうです。

 まあ、そりゃあ迷惑ですよね。



 で、ああいう女性の選任の理由の説明・開示とか、助成の方法の改善などを、Studygiftと直接(?)やり取りしようとしているが、どうもはっきりしないとのこと。何かいろいろと起きているぽいですね。



 そんなわけで、良く分かりませんが舞台は綺麗事が飛び交う一般論から、クソの投げ合いとなる泥仕合へと発展していくのかもしれませんが、関係諸氏の良識と善処を期待するところでございます。



(追記 14:18)



 その後の関係者のお話で、早稲田大学との直接の話し合いをしているのだとのこと。

 また、退学からの復学の条件も決まっているのだそうで、ただ当該のああいう女性については個別に厳格な判断をするというような話でした。



 ただ、募集の時点で復学の目処が資金面ではなく成績面など他の部分で立っていたなったのだとすると、それは厳しいですねえ。基本的に「後ろ向きな話ではない」決着になるかもしれない、という話だそうで。



 さてどうなりますことやら。丸く収まるといいですね。