年末年始に随分と長く出張していた間にプレイした"Arsenal of Democracy"(AoD)+小国MODのAARを4Gamerに掲載してみました。GDCの興奮冷めやらぬ&ソーシャルゲーム界隈が出火間際のこの状況でこのリプレイっていうのは、業界的にどうなのかという気もしないでもありませんが、まあいいじゃないですか、せっかく書いたんだし。

【山本一郎】リトアニアから愛を込めて。「アーセナル オブ デモクラシー」で,悲哀の小国を何とかしてみようと思ったら,こうなった
http://www.4gamer.net/games/108/G010891/20120306041/

 日本語版も出ています。英語に自信がなかったり、戦争関連の単語に土地勘のない人はこちらもどうぞ。


 で、今回の取り組みはリトアニアで第二次世界大戦を生き残ってみようというロマンを目指してみました。もちろん、単独で生き残るなど不可能ということで、組み先はアメリカを選んでみたら、意外とイケたというのが今回のプレイであります。もちろん、道中で青写真獲得イベントが2回あったり、小国MODの講和交渉が一発で成功したり、スウェーデンへのスパムのようなスパイ送り込みが順調だったりと、幾つかの僥倖はありましたが。

 ゲームの世界のこと、ましてや戦争ゲームにかこつけて、安全保障について語りたいわけではないのですが… 歴史を振り返ってゲームを出来る私たちであれば、戦争がいつ起きるのか知っていて全力で抵抗し、立ち向かえるわけです。けれども、実際には戦争が起きるか分からない、国内も戦争か平和かで議論が二分するといった状況は容易に想像できますから、やっぱり政治ってのは非常に大事だなと当たり前の結論に達するのであります。

 正直、リトアニアを真正面からやって、生き残れたのは初めてです。戦略爆撃を交えてくるAI強化のMODが入るともっと厳しいとはフォーラムで読んでましたけれども、何とかほぼ完走はできました。AoDに思い残すことはありません。

 そのぐらい、AoDは名作だと思います。もちろん、貿易や補給に関しては言いたいことはたくさんありますけれども、雰囲気は凄く良く出していると思うのです。とてもとっつきにくいストラテジーゲームではありますが、奥行きの深さは保証しますよ、マジで。