年末ネット社会最大級のガイキチ大集結イベントであるBLOGOS AWARDへ向けて、ミラーマンとして著名な植草一秀さんがマジヤバイ記事をブログに掲載し本物大賞受賞への一番名乗りを挙げておられます。

BLOGOS不正疑惑と大阪ダブル選後の政局懸念
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/blogos-609c.html
ブロゴスアワード2011
http://blogos.com/feature/blogos_award/

 やはり「賞金総額100万円」という賞レース業界における価格破壊にお怒りなのでしょうか。ちょっとどの辺に怒り爆発スポットがあるのか分かりませんが、それにしても、不正疑惑とか検閲とかいう文字が、まさかBLOGOSに向けて果敢に投じられるとは思いませんでした。目の付け所が違います。さすがは長期のお勤めをお喰らいになられた失うものなき最強知識人であり、尊敬に値します。自分にはできない、と言う意味で。
 で、何の話をブロゴスに掲載してもらえなくてゴネてるのかと思って少し読んでみたんですが、どうもこの辺のようです。

2009年7月14日衆院本会議野田佳彦氏の大演説
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/2009714-23ea.html

※読評 NPJとかいう知らんメディアの動画インタビューを植草さんが受けましたという告知に、野田首相批判をぶら下げ、最後にコピペのメルマガ告知でサンドイッチにするというハラショーな記事。天下り問題をあれこれ書いてるけど、それは野田政権の前からずっとある問題なので、野田死ねと書いたところであんまり意味はない。

選挙で信得ることが政策正統性原点の大阪冬の陣
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-52fa.html

※読評 大阪での橋下徹氏が完勝したことを受けて、既存政党の信任が失われたことを示唆して、やっぱり野田首相批判に結びつける定番のほのぼの記事。確かに週刊誌などマスコミを動員しての橋下バッシングは異様だったが、床屋レベルの話をわざわざ書く必要はないんじゃないかと。

 いちいちどの記事がブロゴスに掲載されていないのか見るのも手間なので、ざっとメインページの記事更新履歴だけ見ながら「ブロゴス落ち」した記事を読んでみたが、検閲がどうというよりは記事としての精度が低いから掲載を見送られただけで、特に「こんなのをブロゴスの読者に読ませるわけにはいかない! 植草は優秀すぎる、けしからん!」と外形的に判断される部分は1ミリも視認できませんでした。

 一方で、経済問題に関する植草さんの記事はまずまず読めるレベルでまとまっていて、立場や見方によって異論はあるだろうけどこういう記事だけ淡々と書いていれば読者も増え信頼回復の一助になるんじゃないかと思いましたが、たぶん陰謀論や政権批判を書きたくてしょうがないんですかね。

欧州危機下NY株価急落背後にある巨大リスク
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-abf9.html

 なお、植草さんは勘違いしておられるようですが、ブロゴスを運営しているのはライブドアであり、ライブドアを買収したのはNHNという韓国資本のネット大手であって、マスコミではなく面白いあんちゃんたちの塊であるため、要するに植草さんはいろんな意味でヲチされ面白がられているのだということを理解するべきだろうと思います。

 最後になりますが、BLOGOS AWARDが開催される5日は当日夜出張から戻りすぐ会食がある予定なので、私自身は参加ができない模様です。残念だ残念だああ残念だ。っていうかもっと早く開催日取りを言え。皆さんのその目で、歴史を目撃してください。