短く書く。短く。
・ ウェブになって、同好の士を集めやすくなった。
ヲタだったりコアな趣味だったり、クラスメートにそういうのが好きな奴がいても一人二人で、情報交換も専門誌を買ってイベントとかに逝かない限り見つからない閉鎖的な状況だったのが、ウェブが普及して、少し検索すればそういう方面の人をたくさん見つけやすくなった。
↓
・ マイナスの感情を持つ人同士も情報交換できるようになった。
ウェブがある昔から、クレーマーはいた。難癖つける人は一定の割合いたが、それは上記のように、社会の中で分断されていた。左翼みたいに分かりやすい活動をしている人はサークル化していたが、クレーマーのような外見から分からない属性は、問題が起きない限り露顕しないし、連合することはなかった。だからせいぜい法人のお客様窓口に電話する程度の実害しかなかった。しかし、ウェブが普及することで、クレーマーが攻撃対象を制定すると、何らかウェブ上で同じようなクレーマーが野合できるようになった。
↓
・ ウェブは多様化だけではなくタコツボ化する方向にも作用した。
ウェブは多くの意見を取り入れるのに便利なツールであるだけでなく、自説を補強し、より妄信し、邁進するタコツボ化も促進した。同調圧力が高まると、他説を開陳する人を排除することが容易になり、むしろ他説が書かれて思索するよりも、他説を否定する論調を読み込んで、より先鋭化していく。
↓
・ 不確かな議論が確定・前提になっていく。
「~かもしれない」という予測や希望的観測が、「~だろう」「~にちがいない」を経て「~である」へと飛躍していく。全体のうちの一部を切り取って既成事実化し、他愛ないはずのその一部の特徴が、全体を占めているかのような錯覚を覚えるようになる。荒唐無稽な陰謀論が、そのタコツボの中での事実関係となり、集まったクレーマーは具体的な論考なしにヘイトスピーチを対象に直接、公的に投げかけることに抵抗ない状態となる。
↓
・ コップの中の社会問題が拡散していく。
電話の中だけで納まっていたクレーマーが、ウェブで結合し、情報をロンダリングし、ウェブ特有の群集心理で自己強化して先鋭化すると、その問題で人が騒いでいるという状態そのものが自己目的化していく。状況の改善ではなく、自己の心理が社会で共感されている状態を目指す。その認識を否定する他説を容認できる精神的土壌が失われる。
↓
・ 独善性を帯び始める。
一定の規模になるまでに、この精神状態は正義の実現過程にあるという陶酔状態になる。それが遵法的なのか、モラル的に正しいか、理知的か、といったあらゆるハードルは無視されるか、もともと無視してしかるべき知能の人が主体となる。その行動に理解を示さない個人は悪となり敵であって攻撃の対象となる。どのような非合理な誹謗中傷が行われたとしても容認されると誤解される。
なんというか、「ウェブは馬鹿と暇人のもの」というのは、ある一定以上、現実を理解する手助けになっているといえよう。
・ ウェブになって、同好の士を集めやすくなった。
ヲタだったりコアな趣味だったり、クラスメートにそういうのが好きな奴がいても一人二人で、情報交換も専門誌を買ってイベントとかに逝かない限り見つからない閉鎖的な状況だったのが、ウェブが普及して、少し検索すればそういう方面の人をたくさん見つけやすくなった。
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・ マイナスの感情を持つ人同士も情報交換できるようになった。
ウェブがある昔から、クレーマーはいた。難癖つける人は一定の割合いたが、それは上記のように、社会の中で分断されていた。左翼みたいに分かりやすい活動をしている人はサークル化していたが、クレーマーのような外見から分からない属性は、問題が起きない限り露顕しないし、連合することはなかった。だからせいぜい法人のお客様窓口に電話する程度の実害しかなかった。しかし、ウェブが普及することで、クレーマーが攻撃対象を制定すると、何らかウェブ上で同じようなクレーマーが野合できるようになった。
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・ ウェブは多様化だけではなくタコツボ化する方向にも作用した。
ウェブは多くの意見を取り入れるのに便利なツールであるだけでなく、自説を補強し、より妄信し、邁進するタコツボ化も促進した。同調圧力が高まると、他説を開陳する人を排除することが容易になり、むしろ他説が書かれて思索するよりも、他説を否定する論調を読み込んで、より先鋭化していく。
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・ 不確かな議論が確定・前提になっていく。
「~かもしれない」という予測や希望的観測が、「~だろう」「~にちがいない」を経て「~である」へと飛躍していく。全体のうちの一部を切り取って既成事実化し、他愛ないはずのその一部の特徴が、全体を占めているかのような錯覚を覚えるようになる。荒唐無稽な陰謀論が、そのタコツボの中での事実関係となり、集まったクレーマーは具体的な論考なしにヘイトスピーチを対象に直接、公的に投げかけることに抵抗ない状態となる。
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・ コップの中の社会問題が拡散していく。
電話の中だけで納まっていたクレーマーが、ウェブで結合し、情報をロンダリングし、ウェブ特有の群集心理で自己強化して先鋭化すると、その問題で人が騒いでいるという状態そのものが自己目的化していく。状況の改善ではなく、自己の心理が社会で共感されている状態を目指す。その認識を否定する他説を容認できる精神的土壌が失われる。
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・ 独善性を帯び始める。
一定の規模になるまでに、この精神状態は正義の実現過程にあるという陶酔状態になる。それが遵法的なのか、モラル的に正しいか、理知的か、といったあらゆるハードルは無視されるか、もともと無視してしかるべき知能の人が主体となる。その行動に理解を示さない個人は悪となり敵であって攻撃の対象となる。どのような非合理な誹謗中傷が行われたとしても容認されると誤解される。
なんというか、「ウェブは馬鹿と暇人のもの」というのは、ある一定以上、現実を理解する手助けになっているといえよう。