先日、「事業意欲が強かった社長が、燃え尽きて会社を畳むまで」という記事をアップしたところ、RSSリーダーやトップなどから記事のURLを直接叩かれた数が14万5,000ぐらいのPV。もっとも、全員最後まで読んだ保証はどこにもないけど、話題になる記事はだいたいそういう数字。

 一方、前回全霊をあげて渾身で書き綴った野球エントリー「大沼」のPVが1,700。17万でも1万7,000でもなく、1,700。ざっと100分の1ぐらい。執筆にかけてる時間でいえば、圧倒的に大沼エントリーのほうが長いのに、なぜそうまで人気がないのだ大沼。

● 大沼、夢の防御率一桁へ

 今日の登板で、防御率がついに10を切り9.000ジャストに。やりました大沼。見事、横浜の戦力になっています。やはり大沼の持ち味は「敗戦処理で出てきて神ピッチ、実績を積んで僅差リードの場面で使われて大炎上」ですので、ここはシーズン終盤へ向けて着々とした布石を打っておいていただきたいものです。
・8月10日、巨人戦。KOされた大家のあと二番手で出てきて、いきなり2球めを坂本に左翼席へホームランをブチ込まれる。その後は抑えて1イニングで降板かと思いきや、まさかのイニングまたぎ。大沼の取扱説明書を読まない謎の尾花采配。もちろん先頭の大村(旧サブロー)に四球。出したところで即大原に交代。その大原がきっちり大沼の出したランナーを帰して、この日大沼は1回0/3で2失点。

・8月13日、中日戦。2点ビハインドの8回に登板。先頭佐伯にいきなりヒットを打たれ、バントで送られてから荒木を三振に討ち取って降板。その後、篠原がヒット打たれたり四球出して満塁にするも抑える。大沼、2/3回で無失点。

・8月18日、ヤクルト戦。2点ビハインドの7回に登板。2奪三振で1回を無難に抑える。なお、ブルペンが見える神宮球場では、大沼が投球練習が開始されるやTwitterなどで「大沼がブルペン入りした」という速報が流れるなど、ヤクルトファンらから喜びを持って迎えられ、その人気は健在。

 それにしても、相変わらず大沼は球が速いですね。

● 下園がガイエル化著しい件

 劣化鈴木尚典だの外野版石井義人だのさんざんな言われようで、守備力はやる気ないモードのマートン未満と酷評されることもある下園ですが、怪我から復帰してまだ110打席ぐらいしか立ってないのに、早くも26四球を稼いでチームトップの四球数となっております。打率は.2695ながら、出塁率はなんと.410。現在規定打席越えてるなかでの出塁率トップが巨人のジョジョこと長野の.367であることから考えても、下園のガイエル化が異常です。

 ボールスイング率とか初球スイング率とかレーティング見てる限り、やはり選球眼が良いのでしょう。OPSもスレッジについでチーム2位です。ヤバイです、下園。

● 神宮戦隊

 もう優勝モードに浸ってて、楽勝な感じのヤクルトですが、なんか阪神に3タテされてみたり、青木が青ホになってたりとか微妙な空気が流れてきました。このところずっとブルペンで頑張ってたバーネットも押本も不思議な炎上をしてましたしねえ。林も腰痛で戸田逝きになってしまいました。もっとも、その阪神が何故か広島カープに3タテ喰らって4位に落ちていきましたが。

 しばらく打てなかったので、カンフル剤的に2番青木とか5番宮出とかやってましたが、3番川端というのは何ということでしょう。王監督ならば、3番打者にも格というものがあると言いそうなラインナップです。まさか横浜相手に10対10の馬鹿試合をやるとも思っておりませんでしたし。

● 雄星と星野と有銘

 さっき完投勝利でヒーローインタビュー受けてまして、その中身を見ていたんですが、どうも知能指数が糸井とタメ張れるぐらい低い感じがしてなりません。そらデーブにあれこれ言われるだろうなあと思ってしまうぐらい、悲しい頭脳の持ち主な雰囲気です。

 でもダイジェストでチラッと観ただけなんですけどいいピッチングするんですね、雄星。何より、彼のお陰で星野が負けてざまああああという感じでありました。星野ざまあああああああ。

 昨日の試合で、ワンポイントで出てきた有銘を星野が名指しで批判しているのを見て、ほんと引導を渡して欲しいと思いました。そもそも在りし日の下柳級のタフネスが持ち味の有銘をイニングイーターやスイングマンではなくワンポイントで使う用兵はどうなんだと。うってつけの渡辺恒樹をスワローズに出しておいて何なんですかね、その編成や采配。

楽天・星野監督、引き分け「負けに等しい」
http://www.sanspo.com/baseball/news/110818/bsh1108180503000-n1.htm

● 金本がなんかカネでやらかしたらしい

 まあ浮いた金ができれば運用したくなるのが人情でありまして、ましてや金本みたいに有名人で実績があるといろんなことが起きるんでしょうね。しかし、恐喝だなんだというのはまことに穏やかじゃありません。

「金本選手が恐喝」告訴状 会社役員提出、本人は否定
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110817/crm11081701300002-n1.htm

 良く分かりませんけど、新聞に出てるとおり不当告訴ってことだと、出回ってる話と実態はきっと違うんでしょうね。

● 阪神の二軍

 阪神のネタが続きますが、いろいろやらかしておるようです。スコアが見たかったんですが、ネットに転がってないみたいで残念。

虎2軍、大学生に6失策敗戦
http://www.daily.co.jp/tigers/2011/08/17/0004376272.shtml

 低反発の統一球になって、スモールベースボールではないけど手堅い野球が有利といわれている昨今、守備力が勝敗に直結しやすくなったとかそういうオチでしょうかね。そうなると、びっくりするほど打てなくなった中日がそれでもなおCS争いから脱落しない理由も分からんでもないかなあと。

 どこぞの球団では、ショートに面白い石川、レフトに面白いスレッジ、ライトに面白い下園、キャッチャーに面白い武山がスタメンしてる感じですが。っていうか、石川いつまでも無理使いしてないでおとなしくショート渡辺セカンド藤田にしとけと思うわけですが、今年一回も渡辺をショートで使ってないんですよねえ。さてさて。

● 魔将ガイエル

 どうもイースタンの地方遠征には帯同していない模様で、林が二軍落ちしている間に神宮でまた見られるのかと思いきやまだ調整しているようであります。これがラロッカならとっくに帰国している雰囲気だと思うんですけど、なんとか再調整して一軍で見たいですね。

 実は、一昨年ぐらいまで30試合以上神宮に足を運んで野球を観戦していたんですが、神宮にベビーカーを乗り入れることができないし、海外出張は多いしで、子供ができてからぱったり神宮へ足を向けることも少なくなり、今年はまだ一試合も生で観ていません。せっかく作ったガイエルさんと畠山のレプリカユニフォームの袖に手を通すこともなくなりました。パトリックの盛り上がらない球場DJもいまとなっては懐かしい限りであります。

 その分、CSを録画してこうやって自宅で観ているわけですけれども。
 スワローズが強くなって嬉しい分、球場で盛り上がっていない自分を思うと寂しかったり。