イメージ的には、世紀末にモヒカンが無辜の村落を襲撃し、打撃を与えているという騒ぎを聞きつけた女用心棒がヘリで乗り付けて、そのヘリが何故か村落へ向けてミサイルを発射、さらなる大爆発を起こして村落大打撃という話でありまして、その惨状の一部始終をみんなで遠巻きで見ているというのがシュールなわけです。

 んで、お詫びがありました。

ケツダンポトフ お詫び
http://ptflive.jp/info/2011/03/-ddm-ddm.html
 一言で言うと「ヤバいことをして申し訳ありませんでした。関係者の皆さまには深くお詫び申し上げます。ところで新サービスにリニューアルするっすよ!!」というような話であり、またさらにそれが読む者の神経を逆撫でしているので超かっこいいわけです。

 普通は、どう収拾したらいいものか悩んだ結果、それなりの誠意を尽くしたお詫びをしたあとはいったんフェードアウトするなり、他の話題を散らして事態の鎮静化を図るのが一般的だと思うんですが、この精神力の強さというのはもはや才能だと思うのです。

 いや、そらの女史も結構本気でマズいと思って反省はしていると思うんですよね。途中でめがねおう氏も形勢不利を悟って微妙に軌道修正しているし、あとは津田大介が残念なウェブメディア乙という総括をして、良くあるネットでの揉め事としてotusneのtumblrの一ページに納まるという未来予想図を思い描いていました。

 しかし、まさか当事者でも何でもないそらの女史が素敵な笑顔でミサイルをぶっ放すとは思わなかったので、とても清々しい夕べを迎えることができました。本当にありがとうございました。

ソラノートとカメラの透明性とか公平さとか。
http://hotakasugi-jp.com/2011/03/04/soranote-camera/

 で、オーディエンスの側も論考に冴えが際立つわけだ。論評チャンピオンシップ的な何か。ウェブでのトラブルに対して誰よりも先に同意されるような文章を書く技と技のぶつかり合いって奴です。今回、いままで読んでいて一番面白かったのはこちら。今回の大惨事でウェブ的に地獄絵図だったのに、まるで誰も傷つけたくないという意志を強く感じる書き手の人柄を偲ばせる良い文章ですね。

 ああ、私もそういう人を傷つけずに済むような文章を書いてみたい。そうすれば名誉毀損で訴えられることもないというのに。

 で、そもそも何で揉めてたんだっけ。