クリスマス・年末商戦から時期がこぼれて発売がこのタイミング、というケースは凄い当たるか凄いお通夜かという具合になりやすいんですが、ちょっとさすがにここまでは、という物件が今週立て続けに出たので触れずにはいられない。

● The Last Story

 画像をそのまま流用すると問題あるので、アフィバナーをお通夜風味にしてみました。



http://www.4gamer.net/games/117/G011794/20110202049/
 セールスが、まさかの11万。出荷が15万(推定)、これはさすがにびっくりです。消化が70%切ってて、店頭の動きも… ということで、今週以降の伸びも微妙となると、本気でラストストーリーになってしまいますね。

 ユーザー評価が、低いです。コアがつく作り込みにもなっておらず、名作だけど残念ながら売れなかったゼノブレイドとも違ったエンディングになりそう。正直、もう少し売れると思っていました。続報があるようなら正座して待ちたいところですが。

 この手のタイトルの問題点は「国内駄目だったけど、海外では高評価を得てワールドワイドでは良いセールス」とはならないところですね。残念すぎます。

● 戦場のヴァルキュリア3

 画像をそのまま流用すると問題あるので、アフィバナーをお通夜風味にしてみました。



 初代が斬新なグラフィックと緊張感のあるストーリーで好評を博し、アニメ化までされたものの、ヴァルキュリア2が不思議な開発期間と思われる強行軍で思わぬ駄作となり、今作でシリーズを持ち直せるかと思ったんですけどお亡くなりになられました。こちらもスコアはまさかの10万本どまり。海外の下駄がどこまで伸びるかですね。

 モンハン3があれだけ売れたこともあって、ユーザーの両手がまだ空いてないのかなあという不利もありつつ、でもメインとなるターゲットは丸被りというわけでもないので、一ヶ月ずらしただけじゃ駄目だったかあというような声は無理もあるのかなあと。

 これからどうするんだろう。

● マインドジャック

 画像をそのまま流用すると問題あるので、アフィバナーをお通夜風味にしてみました。



 海外のメタスコアで驚きの酷評、テストプレイでもびっくりするぐらいのもっさり感と、お蔵入り臭が凄まじかったのですが、勇気あるパブリッシャーの英断によって発売を敢行、そして近年まれに見る見事な爆死、お通夜となりました。まさかの50位圏外。販売実数はPS3版X-box版合計しても何と販売スコア3,000台、消化率はオプーナ級の30%台前半。

 そして何とヴィクトリア2日本語版に国内セールスで敗北するというセルフマインドジャック状態になっていてとても厳しいのですけれども、きょうび東欧やトルコの開発会社でももう少し気の利いたFPSを開発するので、看板に傷をつけないためにも発売そのものを見送るべきだったと個人的には感じました。

 でも、個人的な経験で言いますと、この手のプロジェクトは失敗経験の宝庫になるので、そこで嫌な思いをした経験者をきちんと大事に持って次の作品作りに生かすことが出来れば同作品も成仏できるのではないかなと。修羅場を経験した作り手は強いですよ。