禁断症状に見舞われたので野球ネタを書く。というのも、ブログでピックアップしたいネタはだいたいブックマークしておくのだが、野球のエントリーはどうも人気がないらしく、このブログの数ある記事の中でも飛び抜けて読まれない。

 もちろん、厳密に言うと、野球のエントリーがいけないのではない。野球の中でもマイナーな選手やチームや事柄ばかりを取り上げるからアクセスが少ないのだ。きっと星野仙一や岩隈やダルビッシュやハンカチ王子や阪神のことを書けば、もっともっとアクセスが取れるのだろう。

 しかし、星野仙一や岩隈やダルビッシュやハンカチ王子や阪神のことについては、他の人も多く言及しているわけだし、いちいち私が書いても仕方がないだろうと思うと、どうしても古木が格闘技参戦した件についてや、小坂がいかに偉大だったかについて書きたくなってしまうのである。
● 古木克明が何か格闘技に参戦していたらしい件

[野次馬ライトスタンド]
元横浜・古木克明が格闘家デビュー。誰が何と言おうと最高の試合だった!!
http://number.bunshun.jp/articles/-/78361

 大ちゃんす打線時代の貴重なネタ要員であった古木がついにオリックスを解雇、トライアウトでは凄い勢いで見送られた結果の末に格闘家デビュー。22本塁打37打点と「古木とは何であるか」を語る際に必ず引用されなければならないお約束もしっかり交えてある抜群のクオリティ記事。

 あの心が打たれ弱そうな古木が、格闘家としてダウンもらっても戦っている姿は感動的だったなあ。このままスワローズに来たりしないんだろうか。

● 小坂が偉大だった件

歴代ロッテ遊撃手と比べた小坂誠
http://www.baseball-lab.jp/column_detail/id=33

 まだ続いている「Baseball Times」と並んで、どこにこんな需要があるのだろうと思うサイトをデータスタジアムが立ち上げていて、まあ私は愛読しているので何の文句もないのであるが、これがまた記事のクオリティが大変高いのである。

 私が野球を観戦し始めたのはまだ水上が不動のショートである時代だったが(南海は小川先生に森脇、湯上谷が立ち向かうという感じだった)、遊撃手は小兵で器用というイメージが付きまとう時期でもあった。ボールが飛ぶようになって、攻撃型の遊撃手がWSを稼ぎやすい時代が来たけど、今年からはまた堅実な守備で内野を預かるタイプの選手がチームを引っ張るんじゃないだろうか。

 なぜ私が小坂を熟視していたかというと、やはり初芝の存在が大きい。私なりにたくさん試合を観てきたつもりだが、歴代を通じてもいまなお初芝と宮出の三塁守備だけは本気でいただけない、その横にいたのが小坂であり宮本であったことは偶然ではないと思うのだ。

初芝の思い出(旧サイト)
http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2005/09/19_184731.html

 この記事では触れられていないけど、小坂は一時期BB/Kが良かったりもして、貧打のようで出塁するし、そこそこ走るし、もっと大成して欲しかったなあと思う選手の一人だった。

 そういうわけであるので、SMR Baseball Labは是非続けていって欲しいサイトでござる。

● バーネットが再獲得された件

 いきなりスワローズの話題なのだが、良く分からない韓国人が肝炎かなんかで引っかかって採用取り消しになり、シーズン終盤はチームに溶け込んだように見えていたヘチョンがクビ、同じくシーズン後半はそこそこ活躍してアピールしてたデントナもクビ、ってことで、魔将ガイエルさんと一緒にバーネットがどうやら残留する可能性が高まったらしい。

 たぶんガイエルさんと戸田と神宮を逝ったり来たりする感じかなあとも思うのだが、思い出したように完封したり、ローテーション六番手で地味に回ってみたり、いろんな展開も考えられていいなあと思う次第。まだ伸びしろもあると思うしね。とりあえず、その落ちないチェンジアップをどうにかして欲しいけど。

● 宮出がスワローズに復帰した件

 09年はそこそこ活躍したけど2010年はさっぱりイヤーだった宮出が楽天を無事解雇、スワローズに舞い戻ってくるそうな。こういうところ、なんて暖かい球団なのだろうスワローズは。同じく途中採用の浜中と一緒に右の代打として頑張ってくれることを期待したいのだが、何しろ一昨年のCSでは代打志田とか、去年も普通に代打吉本とか代打川本(コアラ)がベンチから繰り出されていたので、川本の面白サヨナラ本塁打以外はやはりどうにもならんよなあという感想。

 それなら衣川をもっと使ってやれよ、とか思わないでもないけど、宮出もせっかく戻ってきたのだから活躍して欲しい。もうでっかい置物とか野次らないからさ。

 とか書いているうちに夜も更けてきたのでこの辺で。