公正取引委員会がDeNAに激しく突入、オーディエンスから「いや、GREEもやってるだろ」などと生暖かい声援が飛び交うなか、スマホ対応しますというIRが出てたりします。

DeNA、全世界に向けたスマートフォン展開を開始
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=268997&lindID=1

 モバゲーをご丁寧に"mobage"にしており、どう読んでもモブエイジであり、禁酒法時代のシカゴのような殺伐としたイメージを英語圏で売りにしたいのかと思うところであります。しかし、ngCoreですか…。
 岡田有花女史はこんなツイートを。そうですか。

http://twitter.com/yukatan/status/14941648039444480
[引用]南場社長「公取の件はたいへんお騒がせした。法令違反の事実があったとは考えていないが、捜査に全面的に協力し、公取の判断を待つ。このような疑義が二度とかからないよう、すでに必要な措置を講じている」とモバゲー開発者イベントでコメント

 外野としては変に白旗揚げたりせず、最後の最後まで突っ張り相撲に打って出て欲しいところなんですけど、どうも公取に駆け込んだ業者や内部の情報提供者のお話を総合するに税務上問題を感じさせる取引が一部にあるらしく、ちょっとした噂になっております。

 まあ、この手のベンチャー企業ではよくある話ではあるんですけれども、一般論として創業者やボードメンバーが個人的に出資している企業に有利な取引を取らせて利益を上げさせ、配当で出したりその会社を買収するなどして蓄財してしまうであるとか、大型買収でM&A仲介したところに多額の手数料を払うなどして太らせ、自分は別の会社の顧問に就任してキックバックを貰うという事例は往々にしてあります。DeNAはそういうことはやらないんだろうけど、収益性の高い会社が事業拡張でいろんな手を広げようとすると、いろんな思惑が出て無責任な話がいろいろ出てくるのでしょう。

 とはいえ、「囲い込み」というと聞こえはいいけれども、この辺の税務の取り扱いは明確なルールがあるようでないので難しいところではありますね。是非ともGREEやmixiも泥仕合のチキンレースに巻き込まれて消耗戦の末に共倒れを希望する次第でございます。