ああ、弊社はまだ大連や上海や南京に留まりますが、発注元(日本企業ではない)がどうも中国でのビジネスリスクを容認できなくなったとかで、年内に主力を別の東南アジアの地域に移す決定をしたんで、遠からず弊社グループも発注先の選定から中国企業を外さざるを得なくなるでしょう、残念ながら。

 当方は広い意味でのソフトウェア産業に位置するので、小売や製造業などインフラに投資して根付いているビジネスからするとかなり身軽な面はあるかもしれないのですが、ここ数ヶ月ほどマークでもされているのかデータがきちんと送れないとか諸々の問題があってアメリカ人らが激怒しており、なぜか日本人である私たちが間に挟まれて右往左往するという現状はまことに望まないところでもあります。

 ストレスもかなり溜まるところではあるんですが、それでも利益が充分出ているうちは良かったものの、コンテンツ業界では目下問題となっておりますけれども中国国内でビジネスをしようとすると実施面で大きな問題があるばかりか、挙げた収益そのものにあれやこれや文句をつけられることが大変多くなってきておりまして、知財関連のトラブルも減ることはありません。

 やってられるか、という話でありまして、少なくとも制作に関しては引き上げ、という判断になることもやむなしというのが欧米の皆様方の大筋の判断のようです。いやはや。それにしても、なぜ私が中国人のフォローをしなければならないのだ… 心外だ。

 以下、大西さんのところから。ご参考。

中国のリスク。問題は騒動が収まってから
http://ohnishi.livedoor.biz/archives/51141962.html