新ハードの端境期というのもありまして、どちらさんもフーフー言ってるところだと思うんですが、4gamer向けに書き途上だった原稿が、赤ちゃんのボディプレスによるPC完全破壊により消散して立ち直れないのでブログに手慰みでも書こうと思うわけです。
正式版は4gamerかどっか別の媒体に書こうと思うけど、もうそこに客はいない現実についてのお話。
一応、島国大和どんのネタはこちら。
ゲームの長さの問題(美味しいカルピスの濃さのお話)
http://dochikushow.blog3.fc2.com/blog-entry-1689.html
CEDECの裏トピックスとして、やはりカイガイと国内市場、それを支える開発体制(ライブラリやエンジン、製作技法、制作体制)な内容がありまして。そのカルピスは、誰に飲まれるかって奴ですね。
例として挙げるには微妙すぎるし、ゲームにファンもアンチもいるだろうけど、国内市場でのネタとしてこんなのがありまして…。
Weekly sales history for Xenoblade (Wii)
http://www.vgchartz.com/game.php?id=42966
Weekly sales history for God Eater (PSP)
http://www.vgchartz.com/game.php?id=35901
国内でしか売らなかった2タイトル、どっちも某青物横丁、wiiとPSPの市場格差、いろいろいいたいことはあるんだけれども、国内市場目線でみたとき、いまやハーフミリオンで大勝利と思われてる部分があるんですよね… 実際、大勝利なんだろうけれども、顔グラが少し微妙だったことを除けばxenobladeはとても良く出来ているソフトで、広告投下もそれなり以上に頑張って、「良い品質のものを沢山売ろう」という姿勢が垣間見えました。でも結果は。
たぶん、もうそこには事業をしっかり回していくだけの客はいなくなってる、ということなんだろうと思うわけです。正確には、拡大再生産ができるだけの土壌がどっかに流失してしまい、古き良きヘビーゲーマーが国内400万人前後で滞留しているというような状況ではないかと。
一方、カイガイ方針については、最近国内ネット世論では叩かれがちな部分もかなりあるけれども、メタスコアが70台でもワールドワイドで100万本売るのが普通の状況になっている以上、きちんとした制作体制を整備しコストを抑えクリエイティブコントロールができればまだまだ充分な利益を見込める方法論が残されている。これは、流通の整備も含めて事業全体の出来を良くしていけば、日本のゲームメーカーも充分利益を上げられる素地が残っているよねという議論であります。実際そうだし。
でも、それというのは日本のゲームファンにとっては、世界レベルの高いクオリティを目指すような高額開発費のゲームを日本人向けにもう作ってくれないのだということも意味するわけで。実際、それだけの予算をきちんとハンドリングできるクリエイターが世界市場をきちんと見据えようとすればするほど、何だか知らないが日本のゲーマーから叩かれるという不思議な事態に陥る。
ある意味で閉鎖的な状況ともいえるし、攘夷運動みたいなもんで、日本の伝統的なゲーム内容を支持する(別にそれは間違ってるとも正しいとも言えない)ファンが一杯いて、でもそのファンの財布だけではもう現在のゲーム制作を支えられるだけのPLは引けないので、結果として生き残るためにメーカーの中でも状況が分かっている人ほど海外市場に何とか喰らいついていこうと考えるのでしょう。それは、文字通り「もう日本のコアなゲームファンが喜ぶだけのゲームは作りません」という宣言ともいえるし、とりあえずJRPG的文脈の古き良きラインナップや、ある程度技術的には枯れているアクションエンジンを使い回した中規模予算のゲームぐらいしか日本人向けにはなかなか供給されなくなっていくのだろう。
だから、おいしいカルピスの濃度を適度に考えていこうと思うと、なぜか消費者は「カルピスを飲む人そのものが少数民族になった」という理由でカルピス自体が提供されなくなる可能性まで孕むという、結構末期的な状況になっているんだと。
たぶん、これで3DSも駄目だ、あまりソフト装着率が見込めないということになれば、来期またリストラするメーカーや、日本から本格撤退するパブリッシャーが出ると思います。そのぐらい、危機的状況を見据えながら手を打ちつつゲーム作りをしている人ほど、なんかネットから叩かれてて、とても悲惨だなと感じるわけですが。
正式版は4gamerかどっか別の媒体に書こうと思うけど、もうそこに客はいない現実についてのお話。
一応、島国大和どんのネタはこちら。
ゲームの長さの問題(美味しいカルピスの濃さのお話)
http://dochikushow.blog3.fc2.com/blog-entry-1689.html
CEDECの裏トピックスとして、やはりカイガイと国内市場、それを支える開発体制(ライブラリやエンジン、製作技法、制作体制)な内容がありまして。そのカルピスは、誰に飲まれるかって奴ですね。
例として挙げるには微妙すぎるし、ゲームにファンもアンチもいるだろうけど、国内市場でのネタとしてこんなのがありまして…。
Weekly sales history for Xenoblade (Wii)
http://www.vgchartz.com/game.php?id=42966
Weekly sales history for God Eater (PSP)
http://www.vgchartz.com/game.php?id=35901
国内でしか売らなかった2タイトル、どっちも某青物横丁、wiiとPSPの市場格差、いろいろいいたいことはあるんだけれども、国内市場目線でみたとき、いまやハーフミリオンで大勝利と思われてる部分があるんですよね… 実際、大勝利なんだろうけれども、顔グラが少し微妙だったことを除けばxenobladeはとても良く出来ているソフトで、広告投下もそれなり以上に頑張って、「良い品質のものを沢山売ろう」という姿勢が垣間見えました。でも結果は。
たぶん、もうそこには事業をしっかり回していくだけの客はいなくなってる、ということなんだろうと思うわけです。正確には、拡大再生産ができるだけの土壌がどっかに流失してしまい、古き良きヘビーゲーマーが国内400万人前後で滞留しているというような状況ではないかと。
一方、カイガイ方針については、最近国内ネット世論では叩かれがちな部分もかなりあるけれども、メタスコアが70台でもワールドワイドで100万本売るのが普通の状況になっている以上、きちんとした制作体制を整備しコストを抑えクリエイティブコントロールができればまだまだ充分な利益を見込める方法論が残されている。これは、流通の整備も含めて事業全体の出来を良くしていけば、日本のゲームメーカーも充分利益を上げられる素地が残っているよねという議論であります。実際そうだし。
でも、それというのは日本のゲームファンにとっては、世界レベルの高いクオリティを目指すような高額開発費のゲームを日本人向けにもう作ってくれないのだということも意味するわけで。実際、それだけの予算をきちんとハンドリングできるクリエイターが世界市場をきちんと見据えようとすればするほど、何だか知らないが日本のゲーマーから叩かれるという不思議な事態に陥る。
ある意味で閉鎖的な状況ともいえるし、攘夷運動みたいなもんで、日本の伝統的なゲーム内容を支持する(別にそれは間違ってるとも正しいとも言えない)ファンが一杯いて、でもそのファンの財布だけではもう現在のゲーム制作を支えられるだけのPLは引けないので、結果として生き残るためにメーカーの中でも状況が分かっている人ほど海外市場に何とか喰らいついていこうと考えるのでしょう。それは、文字通り「もう日本のコアなゲームファンが喜ぶだけのゲームは作りません」という宣言ともいえるし、とりあえずJRPG的文脈の古き良きラインナップや、ある程度技術的には枯れているアクションエンジンを使い回した中規模予算のゲームぐらいしか日本人向けにはなかなか供給されなくなっていくのだろう。
だから、おいしいカルピスの濃度を適度に考えていこうと思うと、なぜか消費者は「カルピスを飲む人そのものが少数民族になった」という理由でカルピス自体が提供されなくなる可能性まで孕むという、結構末期的な状況になっているんだと。
たぶん、これで3DSも駄目だ、あまりソフト装着率が見込めないということになれば、来期またリストラするメーカーや、日本から本格撤退するパブリッシャーが出ると思います。そのぐらい、危機的状況を見据えながら手を打ちつつゲーム作りをしている人ほど、なんかネットから叩かれてて、とても悲惨だなと感じるわけですが。