出会い系の業界団体ということなのかもしれないが、あんまり児童被害に改善が見られないまま状況がどんどこ前に進んじゃっているようで、もう少しどうにかならないかと感じてしまう一件ではあります。

非出会い系:児童被害の7サイトを健全認定 監視機構
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100819k0000m040129000c.html
 去年はこちら。

24の“健全”サイトで削除される不適切投稿、1日に合計2万5000件
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/28/23598.html

 もちろん、会員の絶対数が多い分、犯罪に巻き込まれる児童が出てしまうのは確率の問題としてやむを得ないという部分もあるのだが、何らか「減っている」「対策が功を奏している」と言える方法論が見えてこないのでは、業者同士で自画自賛して健全だと言い合ってるだけという実情になってしまうわけでねえ。

 なんだかんだでもう二年になるんでねえ。

ネット掲示板は「買春の温床」 警視庁、業者に対策要請
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081701000621.html

 まあ、売り側もきちんと摘発できるような環境を整えてね、という議論も含めて、この辺は「場」がある以上は必ず起きてしまう問題なので、抜本的にどうにかしようという話になると、それこそブラックリスト作りや個人特定の方法についてのガイドラインを運用してごっそり逮捕するような話にでもしないといたちごっこは終わらんのではないかな。

 せめて去年より良い今年、今年より良い来年が見えてれば、もう少し議論も変わってくるんだろうとは思いますが。