5ヶ月近くうだうだ調整をしていたようですが、ようやく腹が固まったみたいで、中国の軍拡、つまりは海軍の充実に関しては南沙諸島などに対する野心があるんじゃねーのということで、文句を垂れることが決まりました。

中国の空母建造「南シナ海の均衡崩す恐れ」 米国防総省
http://www.asahi.com/international/update/0817/TKY201008170134.html
 はっきりとは書いてないけど、伝統的に中国の軍隊というのはランドパワーであり、その中国が海に進出するというのは必然的に「どっか攻め取りに逝きますよ」という意思表示であると同時に投資でもあり、投資効果が得られないと逆に軍部の面子にかかわる(海軍増強したのに、いいことないじゃないか)ということで、このあたりは駆け引き以前の問題になるわけですね。

 とはいえ、カタパルトのなさそうな空母をいくら作ってもゴミであることはみな分かってるようですが、それでも象徴として空母というのは重要な意味を持つのかもしれません。

Report Says Chinese Military Transparency Still Lacking
http://www.defense.gov/news/newsarticle.aspx?id=60456

 軍事におけるチャイナウォッチというのは、ソ連の鉄のカーテンなみに詳細を知るのはむつかしいようで。ソ連の場合は徹底した秘密主義だったのに比べ、中国の場合は国土が広すぎてどこに何があるのか分からない&軍中枢への報告が必ずしも正確ではないということで、アウトルックとしても中国の軍事状況がどうなってるのか大枠は分かっても仔細がイマイチ分からんということなのかも知れず。

 まあ、少しずつ風向きは変わってるということで、ひとつ。