ある意味、ちきりん女史のワイドショー化が進行しており、とても興味深いのだが、またやらかしております。

誰が何をネグレクト?
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100801

 シングルマザーが児童二人を育てるのは大変→だから社会がもっと向き合うべき、という議論構成になっておるわけですが、

 ・ 社会扶助を受けながら独身女性が育児をしているのは推定34万世帯(某保険会社調べ)
 ・ 今回報道では、容疑者の親の支援を容疑者が拒絶している

 の2点から考えるに、行政が国民保護をネグレクトという話には本来ならんはずです。まあ、充分とは言えないけれども。
 むしろ、飲酒運転事故の取り締まり同様、育児ネグレストや虐待については厚生労働省や警察庁の立ち入り・介入権限を強化すべきかどうかという議論をすべきで、生活に苦しい育児ネグレクトの事例があったからといって公的支援を積み増せばいいという話はやや筋が通らんと思うわけですけれども。

 まあ、今回の件は、育児ネグレクトをした母親側が、ホストクラブに通うお金があったという点で、貧乏を前提に国家の支援体制の責任にするのに問題はあるんですけどね…。

(01:30 訂正) ネグレスト→ネグレクト ネグレストは人名であった…。