日本振興銀行の検査忌避の話も絡めて報じられたり、長男ほかは従属的とかいう理由で釈放されたり、なんか不思議な状況になっておるようですけれども。

「SFCG」資産流出事件で大島元会長を起訴
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/200707037.html

 海外へ流出した資産を巡って、ちょっとした騒ぎが起きているようですけれども、巻き込まれた面白金融会社が光速で逃げ散るなど悪党は悪党なりに頑張って生きていこうと思っておられるようであります。
 一時期は大島健伸氏(愛称はケンケン)と木村剛(愛称はキムキム)とは随分蜜月だったのかなあと思っておりましたが、いざここにきてみると、どうやら大島氏が一方的に木村を騙したというか、煮え湯を飲ませたような感じに見えるのですがどうなんでしょうか。普通であれば、再起のための資産を木村のために海外へ逃がしてやるルートぐらい作ってやるもんだと思うんですよね、裏切られたら面倒だから。

 でもそれをしなかったというのは、きっとそこまでの関係じゃなかったどころか、一時的にご利用をなされた後、計画的にやり逃げされたような感じなのかなと邪推するわけですが。担保流れで日本振興銀行グループ入りしてしまった悲惨な上場会社にSFCGのメンバーも多数残っている中で、ある程度モノの良し悪しが分かっている人であれば、実の親族すら生き残りのためには見捨てかねない大島氏の冷静な判断力というものを見知っていると思うので、単に出自が近いということで親しみを一方的に感じて大島氏を尊敬していた木村はある意味使いやすかったのかもしれません。

 でも、大島氏はGWGの折口雅博氏同様、最後の最後まで認めないんでしょうね。そういう感じの生き方なんだろうと思いますし、いろんな意味で心の強い人なんだろうと思います。分かってて突っ張れるというのは才能だと思いますし。

 そう考えると、むしろ木村剛のほうは早めにタオルが投げられる状況が彼のためにはいいような気もするのですが、あんまりそういう方向にはいかないのでしょうか。不測の事態が起きなければいいのですが。