生命線だった郵政改革法案が会期延長見送りということで、亀井さんが大臣を辞任し、どうも連立与党から離脱する方針のようですね。

 大変な瀬戸際外交ですが、鳩山政権下の国民新党や亀井大臣の動きを見ていると、民主党としては足を引っ張られ続けたようにも見え、いまや民主党の主流に躍り出た非小沢派からしても「用済み」との判断になるのは仕方がなかろうと思います。

 何より、派手なことを言う割に実際には常識人であり、政局の読みにも強かった亀井さんだから務まっていた部分もあったことを考えると、確かに「選挙をしたいから重要法案は選挙後に」というのはいろいろ思うところはありますね。

亀井金融・郵政改革相、辞任の意向固める
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100611-OYT1T00096.htm
民主「会期延長せず」 郵政巡り国民新と調整
http://www.nikkei.com/access/article/g=96958A9C93819481E3E2E2E29C8DE3E2E2E4E0E2E3E29F9FE2E2E2E2;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EBBB7B59B98BC8B85A0A6A891B4E0FDA6B38A82B3A0E190A2E181B680A383A3F9BEB88BE58AB18AFD9C9A8684AB91B6E4B39FEBB399A78487E0A0829BFD9DE4B690A4B39788A2B38499E7A0EBA180B6858384E0A2B894838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF

 とはいえ、国民新党を斬って選挙戦となると、選挙期間中に亀井さんのことですから話題づくりも兼ねてあれこれ言い始めるでしょうし、それもだるいので、閣外協力とか「別居はするけど、子供のこともあるので仲良く」みたいな状態になるのかもしれません。
 先の日本振興銀行の件もありますが、亀井さんの処遇がなかなか決まらないので金融相の管轄である金融行政のgdgdがちっとも是正されないというのは気になります。何しろ、現場のお役人が幾ら頑張っても判子持ってる政治家があまり本丸の政策や国際金融情勢にそれほど関心なし、ということではねえ… 大塚耕平氏がいなかったら、正直やばかったかなと。もっとも、その大塚氏も虚偽答弁と竹中平蔵氏に言われてたり、高橋洋一氏に根本のところから能力を疑われていたりしましたが。

 後任はこれからということで、さてそっち方面に良い人材はあったかなと議員名鑑をひっくり返してみたりもするわけですが、まさか海江田万里氏じゃないだろうなというような下手糞な予想を披露するよりも文字通り本格左翼政権となる「純正」民主党内閣になる場合のジレンマはあるわけでして。

 金融もまた国家戦略の中では大事な成長エンジンを担う担当閣僚になるので、早いところどうにかして欲しいと願うところではあるんですが。微妙な感じなんでしょうかね。