大沼幸二投手が今季初勝利。好投で接戦を制する原動力となりました。おめでとうございます。

http://www.tbs.co.jp/baseball/game/20100607DL01d.html

 イースタンでは防御率4点台、アマ相手に炎上と、微妙なところではありましたが最近は球威も復活、調子も良いようです。この調子で同点や勝ち試合で登板→大爆発の豪腕を見たいです。

http://bis.npb.or.jp/2010/stats/idp2_l.html
● 西武のふしぎ

 最近ちらちらと西武戦を観ていたりするんですけれども、ブルペンに左腕がいなかったり、いても星野だったり、その星野がワンポイントで出てきてきっちり打たれていたり、凄い感じです。抑えも何故だか助っ人球界渡り鳥となったシコースキーさんだし、何故だか帆足がスワローズ相手に炎上していたり、四番が何故だか栗山だし、ブラウンの守備は何故だか面白いし、細川が何故だか二試合連続猛打賞しても打率2割にようやく乗った程度だし、何だか良く分からないチームです。

 岸とか涌井とか優秀なピッチャーがいるよねというのと違う意味で、渡辺監督の味が出ている感じがします。西口を見切らないあたりもいい感じです。そういえば、工藤もピッチングを再開するんですってね。上では谷中も炎上していました。なんか若手、中堅、ベテランと満遍なく炎上要員がいるというのが凄く羨ましいです。

 GG佐藤の代わりに平尾と石井義が併用されてたりするし、パリーグとして大変ユニークな感じでいいですね。

● 魔将ガイエルと高田監督勇退

 高田監督がいなくなって、急にのびのびプレイし始めたのか、生え抜きの小川監督代行となり、淡口の代わりに伊勢さんが帰ってきて打線がいきなり良くなりました。とりわけ、機動力野球を掲げた高田監督に嫌われたのか、微妙に干されていた田中浩康とか相川とかが調子上昇。畠山も代打で結果を出したりしているのを見ると、鈍足選手が奮起して底上げでもしているのかと思います。

 魔将ガイエル閣下も高田監督解任前後から6試合で5死球と、死球王ダービーでは単独トップ、シーズン40死球も狙えるポジションまで来ました。OPSも青木を抜いて860に迫ろうかという勢い。復調近いのかなあと思ったら今日はノーヒット。是非2カードに一日は飯原を使うなどして休ませながら起用して欲しいものです。

● スワローズに新外国人ホワイトセル登場

 ホワイトセルと聞くとまっしろのエクセルを前にして資料作りをしなければならない苦痛を感じさせるのですが、デントナの調子がさっぱり上がらないのもあってか左打のホワイトセルを獲得との報。ナショナルズ的には一塁手はもう要らんので再放出という感じでしょうか。

http://www.thebaseballcube.com/players/W/Josh-Whitesell.shtml
http://web.minorleaguebaseball.com/milb/stats/stats.jsp?pos=&sid=milb&t=p_pbp&pid=444882

 STATS的にはISoDも高く、悪くはありません。器用そうだけど変化球の対応が良くなくメジャー定着が難しいという1.5A選手特有の匂いを持ってますねえ。縦変化とカットボール全盛のセリーグに向くかどうか。出塁率優先主義ドクトリンをガイエルさんから伝授してもらえると長く働いてくれそうな気もするんですが、年内契約ぽいんですよねえ。うっかり活躍されるとホークスやイーグルスに連れて逝かれそうな感じがします。

 ヘチョンはもうクビでいいよ。

● 交流戦でパリーグが強すぎる件

 今日のヤクルトロッテ戦、広島オリックス戦、横浜日本ハム戦で、都合49失点と馬鹿試合を連発するセリーグの各球団。というか、パリーグが強すぎます。何だろうねえ。スワローズ的には背中も見えなくなった球界の盟主巨人相手にパリーグの皆さんがのびのびとプレイ。昔だと「人気球団を打ち負かしたい」というような負のオーラがあったように思うんですけど、各球団の地元密着路線がそれなりに功を奏して土日にお客さんが入るようになったこともあるのか、ラズナーまで好投してたりとか。