今度は時事の調査で23%という数字が出まして… 結構いろんなものが待ったなしの情勢になっております。如何したもんでしょうか…。

内閣支持、続落23.7%=56.5%が不支持-時事世論調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010041600629

 かんべえ先生ご謹製のこちらの図表も、近いうちに更新しなければならぬようです。

新・報道2001「今日の調査から」その1
http://tameike.net/pdfs8/poll%204administration.pdf
 歴代の官房長官と見比べてもちょっと厳しい感じの平野さんが、敢えてWPの記事に不快感を示した結果、かえって米国内でもきちんと酷評されていることが広まってしまうという微妙な情勢になっておりまして… さてどうしたものなのかと。とはいえ、WPに書いたコラムニストは「あの」Al Kamen氏なので、まあ割り引いてもいいと思うんですけどね。

「一国の首脳に非礼」=官房長官、米紙に不快感
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010041500679
Among leaders at summit, Hu's first
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/13/AR2010041304461.html
[引用]By far the biggest loser of the extravaganza was the hapless and (in the opinion of some Obama administration officials) increasingly loopy Japanese Prime Minister Yukio Hatoyama. He reportedly requested but got no bilat. The only consolation prize was that he got an "unofficial" meeting during Monday night's working dinner. Maybe somewhere between the main course and dessert?

 要するに、アメリカにとって同盟国として信頼するに値しない政権、と言い切っておるわけですが、かといって、日本の民主党が脱米を進めて中国に擦り寄るリスクというのはまったくない、中国も鳩山政権にあまり深い関心を持っていないという妙なジレンマもまたありまして… 政権として弱体、というより、長く持たないだろうから触らないでおこう、という不思議な弛緩状態が気になるわけであります。

 先日、鳩山さんがオバマさん非公式訪問で冷遇された件についてのエントリーを書きましたが、どうも誤解もあるようなので。

鳩山さんが普天間の件でオバマさんに「責任取れるのか」と突き放されたでござる
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2010/04/post-ad50.html

 個人的には、民主主義である以上、自分が民主党に投票しなかったとしても、違う意見を尊重してなるだけ良い仕事をしてもらえるようにするべき、と思ってます。現在の鳩山政権を選んだのは紛れもない日本の有権者であって、ここで一年かそこらでまた鳩山さんが政権を投げ出す、なんてことになりますと、安倍さん、福田さん、麻生さんに続いて我が国は四年連続して一年政権になってしまいます。

 さらに、次の参院選で民主党が負けたとき、もう全然、重要法案通らなくなることも予想されます。どうであれ、法案が通らなくて政治が麻痺したら困るのは国民であって、ねじれ現象を以って不人気政権の行動を縛るという行動原理が貫徹されるにしても、山積みになっている各種政策課題はまた解決に時間がかかることでしょう。

 本来ならば、民主党も自民党も割って、政策的に統合された新政党に再編されるべきだ、という議論はあるのでしょうが、現実にまだそのような動きもまだまだの状況でもありますので、もうちょっとどうにかならんかなあと思います。