報道によって、ややニュアンスは異なるものの、県外移設について後ろ向きの決着に向けて動き出したそうな。

普天間 政府、県外移設を断念
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010032402000067.html
首相、普天間継続使用に含み…有事対応で
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100324-OYT1T00578.htm
普天間移設問題で首相は「県外あきらめない」 福島氏は「県内」容認示唆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100324-00000512-san-pol
 5月に結論を出すと言っていたので、そろそろ何らかの動意がないとおかしいと思っていたら、まさかの県内移転示唆と舛添要一さんに聞かれての「まだ頑張ってます」宣言というのは、恐らく政府内の検討案の進捗がこれといって見られないと思われかねないのが残念です。一応は大見得切った以上は、もう少しはっきりさせて欲しいんですけどねえ…。

 社民党が海外移設とかいう不思議案から姿勢を修正して、県内移設もありうべきというところまで軟化しているのも気になったんですが、何が起きているんでしょう。連立政権から外されたくない、とか後ろ向きな理由でないことを祈るばかりです。

 しかし、これも要因となって選挙見越した民主党内の批判を抑えきれず鳩山政権が倒れるとかいうことになると、自民党時代から続けて4代連続で一年政権が続くことになります。これはこれで、日本らしいといえばらしいんですけどとても恥ずかしいことですし、日本の成長戦略や店晒しになっている重要論点、法案などがまた延びることになります。

 民主党の閣僚個人個人を見ると、思いのほか力量を発揮している人もいるので、頑張って欲しいところではあるんですが…。