惜しまれつつ休刊まっしぐらの月刊『フォーサイト』で、書評を寄せていたのを思い出した。ので告知。

Foresight 新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/


 なお、休刊後はウェブ媒体になるらしい… どうなってしまうの、フォーサイト。
 平たく言うと、確かに「フリー戦略」というのは優れた概念だし、いまの流行という切り捨て方以上の価値のあるものだが、でもそれって小売業におけるバーゲンセールやチラシの目玉商品と構造としては一緒だよねえ、ウェブになってコストが下がったことで派手に見えるだけで、それらはすべてマーケティングコストであってドクトリンとしては昔からあったものなのだから、もう少し冷静に考えて取り入れられるところは取り入れて参考にしたら、というような書評を載せました。他にもたくさん書いたけど削っちった。

 しかし、海外事情を知る媒体がこれでまたひとつなくなると、Newsweekとクーリエジャポンという鬼のように偏った雑誌しかなくなっちゃうのかしらん。クーリエジャポンの3月号のアメリカ批判特集は面白かったけど。はてさて。