EU加盟の一国財政の不祥事の割に、随分小さな話ではあるけれども… 一事は万事ということで念の為。
ゴールドマン、ギリシャの債務隠しに加担か 米紙報道
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100215ATGM1502R15022010.html
原文はNYTのサイトに逝って登録して嫁。
もともとは、シュピーゲル英語版で出ていた情報の続報という扱いのはずが、取り立てて新しい話は特になく、ただし債務隠しに使われる前提で納得づくでスワップを売り込んでいたとしたら問題だよねという話で。ギリシャは当然EU加盟である以上、財務状態の建て直しは背に腹で、多少化粧をしてでも英独からの資金引き上げを留まらせる内容にしたかった、という話かと妄想。
良く考えるとギリシャの不良債務って43億ドルで、IMFみたいな国際的合法金貸しのようなところが進駐軍送り込むにはちと規模が小さいのがまた難点なのかと。PIIGSとかどうするのだろうと思っていたら広瀬さんが簡単な解説記事を書いておられたのでこちらで。
ギリシャ救済に関して具体案は出なかったG7
http://markethack.net/archives/51366312.html
ギリシャ救済のインセンティブが奈辺にあったかはともかく、GSがギリシャにクロススワップを出さなければドバイより早く問題が露呈していたのかも知れず、また債務の統計などどうとでもいじれるよねみたいな話も加味すると、やはり妙な駆け引きの材料にギリシャ問題が使われているということなんでしょうかね。
で、肝心のUSはどうなのかというと、G7の不調を受けてまた不思議なことを言っているもんで、いやざっと読みなんで私の理解が間違ってるかもしれないけど議会証言で「FRBは損失が発生していないし、将来も損失は発生しない」と強弁した上で金融市場の機能不全を解消する事によって、経済の回復に寄与するだろうという意味合いのことを言うわけで…。
Chairman Ben S. Bernanke Federal Reserve's exit strategy
http://www.federalreserve.gov/newsevents/testimony/bernanke20100210a.htm
まあ、通常ならば誰がそんなの額面どおり信用するんだよという話になりがちではありますが、ショートタームで見るならば確かに市況の回復と段階的な国際金融秩序の回帰という点では言わんとすることの裏づけはあるので、じゃあギリシャやらスウェーデンやら辺境経済の不調はとりあえず脇において、主要貿易体制の護持だけはしっかりおはようからおやすみまで見守って逝きましょうということになるんでありましょうか。
何が一番気になるかというと、これらのプログラムの出口政策如何では当然のように影響を受けるのは円ドル相場であって、バーナンキさんが個別例を取り違えてうっかりした議会証言でもするといとも簡単にドル安に触れやがって我が国の官邸の皆さんではなかなかに補修のむつかしい状況に短期的に陥りかねないよ、ということですね。
もっとも、ギリシャの債務状況を見て、単純に日本の国債発行残高が高すぎることを危惧するのは杞憂ではあるんですが(まだ亀井さんが40兆ぐらい握りしめてますしねえw)、逆にそうであるがゆえに円高圧力を実態として跳ね返せないんじゃないのという別の問題を起こすわけでもあります。金融収支も相変わらずですし。
市場単体で観るならば、日本市場ほど退屈でつまらない世界もないんですが、まあ実際私もかなりの割合で海外にシフトしているのも事実ですけど、一種のクライシスマネジメントとしてギリシャ→ドイツ→EU的な連鎖の先にある円高トレンドってのは警戒して然るべきかなと思います。円がいいわけでもないのにね。
ゴールドマン、ギリシャの債務隠しに加担か 米紙報道
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100215ATGM1502R15022010.html
原文はNYTのサイトに逝って登録して嫁。
もともとは、シュピーゲル英語版で出ていた情報の続報という扱いのはずが、取り立てて新しい話は特になく、ただし債務隠しに使われる前提で納得づくでスワップを売り込んでいたとしたら問題だよねという話で。ギリシャは当然EU加盟である以上、財務状態の建て直しは背に腹で、多少化粧をしてでも英独からの資金引き上げを留まらせる内容にしたかった、という話かと妄想。
良く考えるとギリシャの不良債務って43億ドルで、IMFみたいな国際的合法金貸しのようなところが進駐軍送り込むにはちと規模が小さいのがまた難点なのかと。PIIGSとかどうするのだろうと思っていたら広瀬さんが簡単な解説記事を書いておられたのでこちらで。
ギリシャ救済に関して具体案は出なかったG7
http://markethack.net/archives/51366312.html
ギリシャ救済のインセンティブが奈辺にあったかはともかく、GSがギリシャにクロススワップを出さなければドバイより早く問題が露呈していたのかも知れず、また債務の統計などどうとでもいじれるよねみたいな話も加味すると、やはり妙な駆け引きの材料にギリシャ問題が使われているということなんでしょうかね。
で、肝心のUSはどうなのかというと、G7の不調を受けてまた不思議なことを言っているもんで、いやざっと読みなんで私の理解が間違ってるかもしれないけど議会証言で「FRBは損失が発生していないし、将来も損失は発生しない」と強弁した上で金融市場の機能不全を解消する事によって、経済の回復に寄与するだろうという意味合いのことを言うわけで…。
Chairman Ben S. Bernanke Federal Reserve's exit strategy
http://www.federalreserve.gov/newsevents/testimony/bernanke20100210a.htm
まあ、通常ならば誰がそんなの額面どおり信用するんだよという話になりがちではありますが、ショートタームで見るならば確かに市況の回復と段階的な国際金融秩序の回帰という点では言わんとすることの裏づけはあるので、じゃあギリシャやらスウェーデンやら辺境経済の不調はとりあえず脇において、主要貿易体制の護持だけはしっかりおはようからおやすみまで見守って逝きましょうということになるんでありましょうか。
何が一番気になるかというと、これらのプログラムの出口政策如何では当然のように影響を受けるのは円ドル相場であって、バーナンキさんが個別例を取り違えてうっかりした議会証言でもするといとも簡単にドル安に触れやがって我が国の官邸の皆さんではなかなかに補修のむつかしい状況に短期的に陥りかねないよ、ということですね。
もっとも、ギリシャの債務状況を見て、単純に日本の国債発行残高が高すぎることを危惧するのは杞憂ではあるんですが(まだ亀井さんが40兆ぐらい握りしめてますしねえw)、逆にそうであるがゆえに円高圧力を実態として跳ね返せないんじゃないのという別の問題を起こすわけでもあります。金融収支も相変わらずですし。
市場単体で観るならば、日本市場ほど退屈でつまらない世界もないんですが、まあ実際私もかなりの割合で海外にシフトしているのも事実ですけど、一種のクライシスマネジメントとしてギリシャ→ドイツ→EU的な連鎖の先にある円高トレンドってのは警戒して然るべきかなと思います。円がいいわけでもないのにね。