うーん、新しい。何が新しいって、ヤフー知恵袋が匿名情報の発信源というところが。

テレビに出てる政治評論家の連中が小沢擁護ばっかりな理由が判明しました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1136103956

 一般論で言うと、著名人の講演を政党や有力政治家が後援者向けに頼むというのはよくある話で、それ自体は別に問題視されるべきものでもないし、金額的にも相場一般から大きくズレているものではありません。

 ただし、問題となるのはここに出ているリストの人たちが、現在起きている小沢さんの政治資金に対する疑惑で、マスコミにて積極的に小沢擁護発言をしていることそのものであって、文字通り「李下に冠を正さず」の状況になっているのは間違いありません。
 先日、郷原信郎さんが日経BPやビデオニュースで小沢さんへの擁護と見られる発言に添えて、検察の姿勢をやや批判するコメントを寄せておりましたが、そもそも彼は民主党から任用されて総務省顧問に就任している、公然たる民主党のインサイダーでもあります。彼が前歴や現在の職歴から民主党寄りの発言をすることはある意味当然であって、一般的にはこれをポジショントークと言います。なので、なるだけマスコミとしては「元検察官、現弁護士」という肩書きだけではなく、民主党政権から任用された総務省顧問という肩書きも併記するのが本来の公正だと思うわけです。

 その延長線上で、小沢さんの政治団体等から講演料を貰ったことそのものは何ら咎を受けるべきものではありません。ただし、その分小沢さんなり民主党本部なりと関係が深く、日常的に情報交換や世論誘導などの工作の対象となってきたことは疑われて然るべき人々であるということもまた事実になります。それ以上のお金を、別の代議士なり仕組みなりで受け取っていても不思議ではありません。もちろん、逆に自民政権下の官邸や自民党筋からお金が出ていることも考えうるわけでね。このあたりの情報は、まだ出てきていないのかなと。

テレビ評論家達 小沢から金を貰って擁護していた!
http://hamusoku.com/archives/2511167.html

 そのうえで、このリンクでは勝谷誠彦さんの世論社という会社が、それなりに深い取引関係を政党本部と結んでいることが出ております。公にされたのは今回が初めてなのかなと思うものの、それ自体は何か悪いわけじゃないかなと思います。あとは取引を通じて民主党なり小沢さんなりから勝谷さんの取締役の会社へ都合一千万前後が渡ったことを、見た人がどう思うかという問題に尽きるんだろうと。

 その延長線上で言うと、本件を問題視するならばそういう人をなぜテレビ局が積極的に起用し、小沢さんの問題について公共の電波に乗せられるようなポジションを与えているのか、というところなんですが… ちと題名は勝谷さんにとって気の毒ながら、この動画だとある程度問題の根源が分かる部分は垣間見えます。

勝谷誠彦が必死すぎて呆れる加藤とテリー伊藤
http://www.youtube.com/watch?v=bl11oZ9FKi4

 他の政党や政治家の政治団体からも、有識者には講演料は払われているわけで、このあたり、もっと透明化されるといいですね。