最近、微妙な尻尾を生やすことが多いためか、座っていたら腰痛に…。別にいいんだけど、分かってないとでも思っているのだろうか。
 で、さっそくイベントフラグが立ってて笑えます。というか、笑うほか方法がないよなあ。

UPDATE2: 財政再建は需要拡大政策が基本、もう少し円安がいい=菅財務相
http://jp.reuters.com/article/economicIndicatorsAndComments/idJPnTK034917520100107
菅発言で首相「為替、言及すべきでない」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100108-OYT1T00421.htm

[引用]菅氏は予算編成の過程について「今、緊縮財政にしていいとは一度も思わなかったし、そのような主張はしてこなかった。ある程度、景気刺激的な財政をとるべきと多くの内閣のメンバーも考えていた」と景気への配慮と説明。

 うーん、この時期にリリーフ登板した大物投手が、プレイボールの声と共に投じた一投が死球だった、というような雰囲気で、個性的というか、思わぬところから重要閣僚に失言大臣が出たなあという印象であります。もっとも、最初で最後、その後は堅く仕事をしてくれれば問題はないわけですけれども。

[引用]為替動向については「うかつに答えると、とんでもないことになる」としながら、「経済界からは(1ドル)90円台半ばあたりが貿易の関係で適切との見方が多い」と指摘。

 経済界にも配慮しますよというリップサービスをしようとしたら、うかつな答えになってしまって、とんでもないことになりそうな気配がしたのはポイントが高いです。ただ、実質のところで言うと野党時代からの民主党の主張は財金分離であって、それも曲げちゃうのかなあという。国民はマニフェストを転換してもあまり文句は言わなかったけれども、財政のように合理性がある程度追求されるべき分野ではもう少し発言に整合性を保ったほうがあとあと文句を言われないだろうなあと思うわけですが。

 しかし亀井さんといい菅さんといい、重要閣僚が打ち上げ花火を連発したため、かえって見ていた市場関係者がすっかり冷え切ってしまい、完全に麻痺して何を言っても問題視されなくなっている状況というのはガバナンスとして新しすぎる形態だなと。