仕掛けた戦争から足を抜けられない国の大統領が平和賞を貰うという椿事があったようです。

社説:オバマ氏平和賞 さあ次は理想の実現だ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20091010ddm005070192000c.html
 どうせならシカゴでオリンピックのほうが嬉しかったんじゃないかと思うわけですが、ノーベル賞に詳しい人たちも今回のオバマさん選出に疑問を抱いているようです。現役政治家が平和賞を貰った例で言うと、パッと思いつく限りでキッシンジャーさんとかゴルバチョフさんとか金大中さんカーターさんとかゴアさんとかアナンさんとか思いつきます。まあ… あんまり平和そのものと関係のない人々ですわなあ…。

 「お前はアメリカの大統領として平和のために尽くせ」という意味合いであったとしても、核廃絶も中東和平も道半ばで、しかもオバマ時代が仮に8年あっても終わらない問題であることを考えると、ノーベル平和賞が正当な理由で選んでいるとは考えづらく、賞自体の価値を良く考え直さなければならない状況のようにも思えます。

 これをアルカイダの皆さんがどう思うのか、ちょっと聞いてみたい気もしますが(笑)。