これ、辻元女史の断り方が奇怪なだけで、筋論から言えば副大臣を含む閣僚人事の人選を社民党と摺り合わせ終わらぬうちに福島瑞穂党首にサインさせちゃったということであるな。

副大臣就任に「やだ、やだ、やだ!」 社民ドタバタ劇に民主が溜息
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090920/stt0909201806007-n1.htm


[引用]官邸サイドは「できません」ときっぱり拒否。

 誰だよ(笑)。就任する本人が辞退の意を表明しているのに閣僚人事を強行してどうするつもりなのだろう。また、政治改革を断行するため脱官僚依存の政治を行うために、自民党時代よりも副大臣の担うべき責務は大きいと思うのだが、国交省副大臣が辻元女史でなければならない理由というのはどこにあるのだろう。

 最初は産経が面白おかしくネタにしたのかと思ったら、日本政治の人事をレビューしている英字メルマガでも別のソースから人事が混乱したという内容が来ていたので驚いた。国連で鳩山首相が25%CO2カットとか言った政策を実現するのに、国交省の果たすべき役割は大きい、という論調であったので(鉄道省関連の議題を含む)、その一翼である政治任用ポストがこれではちょっとまずかろう。

 社民党は小所帯とはいえ、連立与党になっているのだから、然るべき人員に補助させるなり、別人を充てるなりしないといかんのではなかろか。