元ネタはこちら。

[引用]ozric やらなくて済むならこんな地雷案件俺らだって積極的にはやりたくないよ。 2009/07/27
(via otsune)

 ためにする議論というか、MIAU批判をしたいわけではないです。距離はありながらも、第三者、外部としてMIAUの活動が盛り上がり、多くの人の議論の受け皿になるような団体へと成長して欲しいと願うものであります。

 今回、MIAUの公式サイトで呼びかけられた内容は、週に一回ぐらいの頻度でMIAUの活動をサイトで見る程度の私からしますと唐突なように感じた物件でした。「重要ではない」と言いたいのではありません。なぜ、地雷を踏みに逝ったのか、良く分からない、ということで。

「児童買春・児童ポルノ禁止法についての緊急声明」のご報告と今後の対応について
http://miau.jp/1248262200.phtml

 私が違和感を持ち、興味深いと思った理由は、MIAUの行動に関するマニフェストからすると、児童ポルノ禁止法へのアクティビティを行うのは優先順位が低いのではないか、他に実施すべき事案はあるのではないかと感じたからです。組織概要を一読すると、多少は分かるかもしれませんが…。

組織概要
http://miau.jp/1192544100.phtml
[引用]
* 利用者がより創造的に活動でき、そして技術自身が発展できるような環境。
* 既存のシステムを守るための制度が、技術の発展を制限しない環境。


 ”児童ポルノ禁止法は、インターネットユーザーの手にある技術の発展を阻害するような内容だ”ということで、MIAUは議論の結果として「重要である」という判断を下したのでしょうか。もしくは、地雷を踏んででも本件を取り扱いたい別の事情でもあったのでしょうか。

 今回、MIAUの活動において、目に見える結果として、ふたつの残念なことがありました。ひとつめは、賛同者が短い期間ではありながら2千人あまりしか集まらなかったこと、ふたつめは賛同者で政策担当者や国会議員のような問題解決に直接関わりそうな人たちを引き込めなかったように見えることです。知的財産権関連のMIAUの活動は非常に画期的ではありましたが、その頃に集まっていた支援者から、現状必ずしも増えていないように思えてなりません。

 今後の活動指針として、もう少しネット内の議論を喚起できるような仕組みづくりや、パソコンの前に座っているだけで完結するような活動で終わらない方法論については、ぜひ議論して欲しいです。加えて、(心情的には良く分かりますけれども)地雷を踏むにあたっては地雷原に向かう経緯はMIAU各位には明らかにして欲しいと思いますし、そのほうが第三者の納得性を得られやすく、もっと多くの人たちの賛同を得て大きな活動に結び付けられるのではないかと思うのですが。

 私が言っていることを一言で言えば、大きなお世話なんですけどね。

(追記 22:35)

 親切な人が。

[引用]copyright MiAU MiAUの議論が公開されていないだって? 全部が公開されている訳じゃないけど、オープンなチャットルームがあって、非会員であっても意見を言うことができるんだよ。ログも読めるし。 http://irc.gimite.net/channel/miautalk

 そんなIRCがあったんですか。いま知ったわ。即刻全文読んでくる。

(追記 22:41)

 なんだ、結構ちゃんと議論してるんじゃないか。

http://irc.gimite.net/channel/miautalk/archive/20090624

(追記 22:49)

http://irc.gimite.net/channel/miautalk/archive/20090603

 これより前のトークはないの?

http://irc.gimite.net/channel/miautalk/archive/20090515

 でもすごく雰囲気は分かった。ちゃんと議論する素地はあるじゃないか…。何で効果上げられないのだ、MIAU。