謝罪と反省を要求する。

「AMNブロガー勉強会」開催のお知らせ
http://agilemedia.jp/blog/2009/06/amn_44.html
 基本的に、永遠のナイスガイkengo氏と、ITmediaのベテラン戦士岡田有花女史のトーク勉強会だったのだが。

Going My Way
http://kengo.preston-net.com/

 場所はデジハリ渋谷校でした。デジハリですよ、あのデジハリ。デジタルなのに、ハリウッドなんですよ、奥さん。セミナーやっとるそうで。コンテンツ系のweb職の採用募集をやると、バンタンかデジハリの卒業生が各々だいたい若干名は来るという有力教育機関です、デジタルハリウッド。

http://school.dhw.co.jp/

 新しくウェブマネージャ向けのコースも出来て、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。企業研修向けにもやっておられるそうなので、関連会社の若い衆研修にも一度お世話になろうかと思います。

 ところで、遅刻したら岡田女史の残念関連話を聴取することができませんでした。そのかわり、keigo氏のブログの書き方についてのレクチャー。参考になったというか、他の人がどういうやり方で記事を書いているのかやはり気になるわけです。私は親指shiftのキーボードでXPにデフォルトで入ってるメモ帳立ち上げて、思いついた文章を上から順番に書いて、二度と読み直すことなくココログのコンソール画面にコピペして「保存」ボタンを押して終わりという、ローテクというかノーテクな書き方なので、kengo氏のスマートな書き方に少し感動を覚えました。

 質問タイムがあったので、「そういう新しめのツールって、どうやって見つけて、いつ試しますか?」とかいう毒にも薬にもならないような質問を投げようとしたらスルーされました。きっと今夜は大人しくしていろ、というブログ神のご神託に違いありません。静かにしていたら、後ろからdankogaiの面白いけど無規則な発言が次々と飛んできて、場を和ませていました。

 その後、炎上の話題になったところで、炎上経験者はいますかという質問に正直に手を挙げたところ、いきなりマイクが回ってきて「炎上の定義とは」とか語らせられて困りました。ブログ神は今日は大人しくしていろと言ってたじゃないですか。遅刻してこっそり前の列に座っていたのが運の尽きでした。

 その後、懇親会で白木屋に逝きまして、アキバblogのgeek氏とエレベーターを待ちながら「秋葉原と渋谷では街に行き交う人たちの雰囲気が如何に違うか」を激論。あまりに彼が切なそうな声を出すので、何でlivedoorブログに戻ったのか事情聴取するのを忘れていました。

アキバblog(秋葉原ブログ)
http://blog.livedoor.jp/geek/
旧アキバblog アキバBlogはライブドアBlogに出戻りました
http://www.akibablog.net/

 昔は、jblog.org、chbox.jpと渡り歩いて、いまcocologにいるこの切込隊長BLOGも、移るごとにページランクは下がるわ過去記事のアーカイブは自由に見られないわでろくなことがないんですが、田端さんところに相談にいけばきっとドメインごとマージしてくれるんじゃないでしょうかね。

TABLOG
http://blog.livedoor.jp/tabbata/

 田端さんとはネット以外でまともに言葉を交わしたこともないけどな。

 で、懇親会場に逝ったら、飲んで話すしかやることがないので、ひたすら飲んで話しておりました。岡田女史がやってきたので、諸々事情聴取をしていましたが、いいところでdankogaiがビール瓶を持って乱入して、コードの良し悪しとか帯状疱疹について語り始め、場がdankogaiに占領されてしまいました。やはり、世の中こうでなければなりません。参ったことに、dankogaiは話が面白いんだよなあ…。引き込まれてしまうのでそれまで何を話していたのか忘れてしまうから困る。なんか席を移動したら、移動した先の皆様から拍手をもって迎えられて、あれは何だったのでしょう…。当方はただの酔客ですよ。

 久しぶりにお会いした人々も含めて、近況の交換なども様々でき、有意義な懇親会でした。それより、飲み放題だったからというのもありますが、ビールは二時間で8本半ほど飲みましたねえ。とてもいい気分になりました。

 そういうことなので、深夜に帰宅した私を妻が冷たい視線で見ております。皆様、お休みなさいませ。

 ところで、ブログは当然自由な場でありますから、いろんな書き方があるのですが、kengo氏が語っていた書き方のポリシー、例えば書いている途中で書きさしでやめてストックが200本近くある状態、というのは驚きました。私は五年ぐらいメモ帳で書き始めて、途中でやめる記事というのは年に五本か六本ぐらいしかありません。テーマや書き方のスタイルというのもあるのかもしれませんけど、ここまで違うというのは意外でした。

 ちなみに何故メモ帳で私が書いているかというと、当時使っていたIEがよくフリーズして、長文書いている途中にオチやがって復旧しなくて諦めざるを得なくて涙目という事故を防ぐためであります。懇親会の帰り際、kengo氏から「何故、貴様はtwitterで他人をフォローしないのだ」と訊かれました。私の思うところ、ブログはここ五年やってきましたが、新しい注目される書き手がポピュラーになることなく、dankogaiとかfinalventとか私も含め見知った顔が昔どおりにブログのネット側での知名度を獲得し続けてきたという反省があります。

 twitterは新しく有望なツールであり、今後も多くの人が身近な道具として使うだろうから、twitter発のスターというか、アルファツイッティストみたいなのが出てこないかなあと思っていたりもします。どうでもいいですかそうですか。

 岡田女史に関しては、総論で言うと、非常にユーザーよりの視点を大事にする貴重な書き手であり、媒体社であるITmediaがどうとかあまり考えないので商売くさくなく、結果として読み手の信頼を得やすい書き方をポリシーとして持っているのかなと思いました。ただ、いろんな意味で、非常にミステリアスです。複雑な人だと思います。謙虚だが自負があり、打算はないが損得勘定ははっきりしています。

 とても刺激になった面白く愉快な勉強会でしたが、誰よりも早く帰っていった徳力さんは反則だと思いました。