なんか安倍晋三元首相がネットで激怒しておりまして。話の発端は先月のことですが、どうも香ばしい匂いが漂ってきたのでピックアップするわけですけど。巷っで話題になっていたので見物に逝ったところ、その矛先は我らがアイドル上杉隆氏でありました。

《上杉隆氏の嘘  動かぬ証拠》
http://newtop.s-abe.or.jp/
 目がチカチカするほど細かくあれこれ書いてあります。話自体はふーんとしか言いようがないです、事実関係が良く分かりませんから。でも本人がそうだというのであればそうなんでしょう。で、書状自体は週刊文春宛であり(当たり前か)、当然木で鼻をくくったような対応しかせんのだろうと思いますけど、いたくお気に召さなかったご様子。

 安倍さんがネット路上で騒いだため、そりゃ当然野次馬は集まるよなあということで上杉さんの脱力新聞に注目が集まり、これまた流れで見物に逝ったら今度は閉店のご挨拶とな。

東京脱力新聞2.0
http://blog.livedoor.jp/uesugitakashi/

 こりゃまた見事な炎上マーケティングであり脱力というより脱帽であります。麻生クーデター説の微妙ガセ流布とか麻生選挙見送り論とかありましたけど、基本的には、政治系ジャーナリストの鉄則通りに「適当な内容でいいから、アドバルーンを打ち上げて方向感を醸す」人材としてメディアにしっかり出てわーわー語ってくれることが求められる機能なように思います。ただ、ここんとこ独自の風向き判断で右に左にふらふらしてしまい、制御が利かなくなってきているのもあって安倍さんを焚きつける人々が出てもそれほど不思議はないような気もするんですよ。

 麻生クーデター問題については、まあ当の本人が本当に辞めちまいやがったので官邸としてもダメージコントロールとかそういう方向には力が割けなかったというのも一部ありつつ、産経の記者さんの見解ではアレだという話でした。まあねえ…。

上杉隆氏の記事がまたアレだという指摘について
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/924472

 微妙なのは、西松じゃないけど本件がどっかに延焼すんのかな、という話で。やはり、ネタとしては麻生クーデター説で宮崎哲弥氏含め「乗っかっちゃった」人たちの件と、上杉さんとケツ持ち(というのが正しいかどうか分からんが)が同じ人たちの件ですかね。良く分からないですね。傭兵稼業も大変だね、としか。

 個人的には、「IMF10兆円の拠出費用はどこから?」と聞かれた上杉さんが「税金からですか?」とか答えちゃってた瞬間がツボでした(笑)。

 次は森永卓郎さんでお願いいたします。

http://blog.goo.ne.jp/moritaku_goo