何か動きがないので。

インターネット先進ユーザーの会
http://miau.jp/
 ゲーム市場のエントリーである小学生とかがこれだけマジコンを使ってる現状だと、短期的にはこういう裁判で踏み潰しながらダウンロードサイトなんかも全部摘発していく形にならざるをえないだろうし。中長期では全部オンライン認証になって、海外もシステム化進めて、みたいな業界全体の枠組みになっていくのだろうとは思う。

 で、その一方でゲームを遊ぶ側、消費者側の問題点というのは相当な勢いで置き去りになっているという現実もある。ゲーム脳とかイカレた話ではなくて、ゲームというメディアに社会がどう向き合うの、問題が起きたときどう解決しようとするの、とかとか、そういった取り組み方のベクトルは本来ないといけない。

 ケータイとかも、キャリアや大手サービスがマーケティング上囲い込んだはいいけど、実際の利用動態からするとカオスそのものだから、アリバイというか状況証拠的にPTAとか連れてきても実効性がないような気もするんだ。ああ、証拠なんかどこにもないぜよ(笑)。でも相変わらず前略プロフで揉めた若い男女が店で殴りあったりしているようだしなあ。

 それでも、ゲーム業界自体でいうならコミュニティやオンライン協力・対戦などネット依存を増やしていくのは確実な情勢で、さらに暴力表現規制など供給側の自粛という縛りで規制を進めてきたけど、本当にそれでいいの? というのは本来考えなければならない。というか、ユーザーがもっと社会化しないといけない。

 ところが、実態は池田信夫無双が鑑賞できたり、事件そのものをネットがネタ化して消化して終わり、みたいなことで、事件を解釈して調整したり反省したりしながら次に同じような問題を量産とか拡大再生産しないように社会が受け止めていく、というようなサイクルになかなかならんのだな。

ぼくらのマジコン3日間戦争
http://d.hatena.ne.jp/RPM/20090305/1236249762

 ネタとしては秀逸なんだけどねえ(笑)。ただ、面白がって読む人たちってどのくらいの問題意識を持っているのか分からない。例えば3日間戦争を1万人が読んで、割れ厨を殺すためにどうすんべかと思案していたとしても、それが社会的解決に向かうためには業者側の努力(訴訟を起こすとか)だけでは無理で、ユーザー側もよりよいゲームを作るためにきちんと適価を払ってゲームをする環境づくりに加担しなければならない。でも、ユーザー側の受け皿がないから、ゲーム業界はゲーム会社各社と業界団体がある種独善的に考えた業界保護の手続きでビジネスを行い金を取ろうとする。そうなると、大概のエントリーユーザーはゲーム代金を親からの小遣いに頼っている以上、どうにかしてフリーライドして安い値段でゲームをするにはどうするかとか考えるんだと思うんだよね。

 「ぼくらのマジコン3日間戦争」を面白く読んで、構造をだいたい把握した読者も、いざ文化庁や総務省、内閣府、警察庁とかとかがパブコメ開始しますよとなると、一通も送らなかったりするんじゃないか。みんな、何が良くて何が悪いか、分かっておるわけでしょう。でも動きにならない。

 言わば、お金を払うというビジネスの根幹のところで、店と客が本質的に対立していて、店の論理を客は必ずしも納得していないのだ問題だろうと。

 もっと論を進めるならば、このまま店の論理で突き進む前提でいくとwinnyと同じくツールだけでなくネット帯域そのものを監視せいという話にもなりうる。つか、ネットの匿名性と同様の問題でございますね。

割れ厨「金払う気にさせるようなゲーム作れよww無能どもwww」
関係者「つか食堂で食った飯に『不味い』って言えばタダになるのかアホがwww」

 と、当たり前の商売仁義で店と客が対立していて、しかも客が食い逃げるのに相応しいネットは監視の対象にするべき、と、究極のところではそうなる。

 で、私がこんなこと書かなくても、みんな分かってると思うんだよね。ゲーム業界に限らず、映画でもテレビでもネットでは盗品売買や売春やご禁制の品を扱う泥棒市が開いてて、誰もがアクセスできるけど、何か良く分からない自由がそこにあって、ちゃんとやろうよと思ってもどうにもならない現状はさ。