酩酊会見がゲーム化されるなど、世界に感動の嵐を巻き起こした中川(酒)大臣であるが、辞任に追い込まれてから一兆数千億円規模の日銀砲に匹敵する通貨安を呼び込んだり、辞任後米株は下落してんのにたいした年金出動もなしに株価が超絶維持されるなど「これが本来の中川の力だったのか」と思わせます。
 取り上げるまでもなくロイターがアホ記事書いて日本売りとか書いてるけど、不人気内閣の酩酊大臣の辞表一枚でこれだけ強烈な経済対策ができるというのは驚きです。それ以上に、対日関係強化をアピールしにヒラリーが来てたこととか、麻生首相が昼食会キャンセルされても訪米強行したとか面白事例があっても中川さんのあの会見を超えることはできない。凄いことです。

 何でこんな円安かいとか一時的なのかねとかいろいろとみんな要因を探っているけど、結局はっきりした理由はねえんだよな。実需ですとも言い切れないし、思惑にしてもこんな相場誰も想定してなかったでしょ。後付で何とでも言うことはできるものの、小浜大統領のアメリカの経済再生案が絶賛されたわけでもなさそうですしね。

 我が国も完全失業率は底打ちするかな、という状況。早いとこ在庫調整が終わってくれるといいですね。個人的にはアメリカと違って日本は大きめの循環型不況が来てただけかなと思ってます。

1月の完全失業率4.1% 失業者数3カ月連続で増加
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090227NTE2ISG01424022009.html