ようやく読了、自分には関係ない世界の話だけどヤマグチさんの新著『恋愛は投資である』。

http://www.amazon.co.jp/恋愛は投資である-フェルディナント・ヤマグチ/dp/4594057519

 何というか、自分には関係ない世界の話だけどヤマグチさんの投資物件に遭遇してしまったこともあって、自分には関係ない世界の話だけど具体的な話を書かれると知らない世界では知らないノウハウが役立っているのだなと思うし、自分には関係ない世界の話だけどまあ確かに時間も金もかけて(幸せな家庭におられる奥さまとは別の)女性と発展的な関係を築いて収益という名の幸福をリスクを取りつつ総取りしようという話。
 何というか、過日私が童貞をこじらせていて困窮していたのを見かねたヤマグチさんが私にアドバイスをしてきた内容があったのだが、言われてみればヤマグチさんの哲学が凝縮されているような気がする。過去のヤマグチさんの本において、女性を物件としつつもその道というのはだいたい3つのエッセンスに分けられるように読めるのだ。

 まず「マメであること」。女性が自分に好意を持っているかどうかは別として、ヤマグチさんの女性に対する接し方を脇で見ていると非常に丁寧でマメであったりする。”積極的”であることと”親切”であることの境目を教えてくれたのがヤマグチさんでもある。そして、親切の対象は女性に限らない。私が虫歯で悩んでいると重要なコネクションの先から歯医者を紹介してくれた事例もある。人間関係に対して、とりわけプライベートな事案に対してマメな調査をしっかり行って投資対象を吟味する力は、この辺のリサーチに対する哲学があるのかもしれん。

 次に、「ストレートであること」。なんつーか、何か相手に対する要求というのが非常にストレートな御仁でありまして、まあそこはいろいろとご愛嬌な部分もあるわけですけど要するにセックスしたいわけですよ、男ですから。で、彼は適切な場所を選び極めて直截的に女性に対して「セックスしたい」旨を開示するんだそうです。なるほどヤマグチさんの過去の執筆された書籍を読み解くに、非常にすんなりと情事に移行するのを見ると、この辺の欲しい銘柄の玉確保というのは大事なものなのでありましょう。

 最後に「冷静であること」。この人、大変に計算しております。いや、計算というとですね、腹が黒いとか裏側がどうのということとかいうネガティブな見え方をするのかもしれませんけど、言い換えるなら損得勘定、適正価格の目利きが大変うまいように感じるわけです。私には無理だわ。でも彼がいままでいろんな物件に投資をして、どういう経緯かいままで何の大過もなく今日まできているのを見るに、きちんと守るべきものを守りながら、大きく投資するべきものはしているのかなと、そういう感じがするのだ。

 まあ読め。