どれも、昔に兜町で見た光景だよね。

米証券取引委、「空売り」規制を強化…全上場銘柄を対象に
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080918-OYT1T00320.htm
米モルガン・スタンレー、ワコビアと合併交渉 米紙報道
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080918AT2M1800V18092008.html
 AIGにも9兆円放り込まれて、当時アメリカの経済当局者は日本が市場に過剰介入していて保護主義的であると強く経済政策を批判しておった。そのときの蔵相は元首相から横滑りした故・宮沢さんだったような。

AIG救済、日本事業の行方焦点に
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080918AT1C1700G17092008.html

 このあたりも、記事に一部含まれているように日本が経済危機に陥っていてバーゲンの対象になっていたものをAIGが取り込んだものばかり。ちょうど逝って来いですね。

 経済危機も高齢化社会も我が国は他先進国に先んじて経験した超先進国ってことで。

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米モルガン・スタンレー、ワコビアと合併交渉 米紙報道
 【ニューヨーク=財満大介】米第2位の大手証券モルガン・スタンレーが、大手銀ワコビアを含む複数の銀行と合併を視野に入れた交渉をしていることが17日、明らかになった。複数の米メディアが報じた。米大手証券はリーマン・ブラザーズの破綻やメリルリンチの身売りで株価が急落。生き残りが一段と厳しくなっている。

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、17日にワコビア側がモルガン・スタンレーのジョン・マック最高経営責任者(CEO)に電話で打診した。交渉は予備的なもので実現するかどうかは不透明という。ウォールストリート・ジャーナル紙はモルガン・スタンレーが別の銀行とも交渉しているほか、株価下落を食い止めるため、年金基金や金融当局とも連絡を取ったと報じた。

 前日に28ドル台で引けたモルガン・スタンレーの株価は17日に一時、16ドルまで下落。21ドル台で取引を終えた。直近10日間の下落率は約5割に達している。ワコビアも住宅ローン関連損失による業績悪化が深刻だが、両社は合併による規模の拡大で生き残りを目指したとみられる。 (11:57)

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米証券取引委、「空売り」規制を強化…全上場銘柄を対象に
 【ワシントン=矢田俊彦】米証券取引委員会(SEC)は17日、株式を保有せずに売り注文を出す「空売り」に対する規制を強化し、対象をすべての上場銘柄に広げると発表した。

 SECは今年7月、政府系住宅金融2社の株価が急落した際、邦銀を含めた計19の金融株を対象に、一時的に規制を導入した。今回は全銘柄に拡大し、18日から適用する。

 空売りが株価の下落を加速させているとの指摘があり、株式の実際の受け渡しを義務づける。SECのコックス委員長は、「違法な相場操縦をやめさせる」との声明を発表した。

 一方、米財務省は17日、米国債を臨時発行し、米連邦準備制度理事会(FRB)の資金供給を支援すると発表した。FRBは市場に供給する資金を確保するため、米国債を金融機関に貸し出しており、保有する米国債が減少し、財務が悪化する懸念が指摘されていた。

(2008年9月18日11時00分 読売新聞)

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AIG救済、日本事業の行方焦点に
 米AIGが再建加速へ事業リストラに動き出した場合、アリコジャパンなど日本の保険各社の行方が焦点になる。50%以上出資する6社合計の保険料収入は年間約2兆5000億円と、国内保険5位の住友生命保険に迫り、各社の経営も健全だ。売却なら、大手生命保険、損害保険の間で争奪戦になる可能性もある。

 日本で最も存在感があるのは生保事業。なかでもアリコは業界5位。「てごろでがっちり入院保険」など医療保険のテレビコマーシャルが有名で、営業員、代理店、直販と多様な販売網を持つ。AIGエジソン生命とAIGスター生命は日本の金融危機時に破綻した中堅生保を買収したものだ。それぞれ旧東邦生命、旧千代田生命だった。破綻時に不採算の逆ざや契約を切ったため、資産内容は良いとされる。 (09:05)