ヒマネタだけど、さっきアメリカンと世間話気味のメール交換してたら、近々福田政権交代の見通しがあるんだってねなんていう話になって、何で? って聞いたら日本人の”有識者”が見放し気味のコメントを乱発しているのでそろそろだろうと言う。まあ、解散だの選挙だのという話が代議士の口からそぞろ出てきて、福田さんを最後まで支えるだのと心にもないことを講演会で言っちゃう有力議員が出たり、派閥に少しでもお金を撒いて結束を固めようと頑張って集めようとしている人もいるようだからそう見られても仕方のないことなのだが、微妙な成果のサミットを花道に勇退って感じでもない状況で侘び寂びを考えたら選挙自体が随分先なんじゃないかと思うんだけどね。
 で、何のネタを根拠にそう言うのか興味があって聞いたところ、英文で文書送ってきた。まあくだらないのも多かったけど、いくつかアーティクル読んでたら見覚えのある論旨の奴がある。近所にお勤めの黙認スパイみたいな人が<7月7日>(月)<7月8日>(火)に書いてたネタの英訳だった。いあいああれは世論誘導しようとかそういう話ではなくて、単純に今回のサミット見てげんなりして、げんなりしたまま書いただけなんじゃないかと思うんだがなあ。でも先方はそうは思わなかったらしい。むつかしいもんだな、実際。

 っていうか、福田さんはガス田でもうっかり過ぎるほどに中国に譲歩する形で共同開発だか何だかって話にしちゃっていて、もう政府から情報貰ってる人でも福田さんをずっと支えようなんて思っている人は一人もいないんじゃないかと感じるぐらいどうしようもないことになってる。もっとも、彼らからすればホワイトハウスとかに出入りしているシンクタンク職員然とした世論工作員がネットで公然と政権に不満を漏らしたら、それは退陣の地ならしだと判断するのかもしれない。

 逆に言えば、それだけウォッチされていて電波にも乗っている人が、筆休めとはいえ本音うっかり書いちゃったらそりゃ回覧されて深読みも邪推もされるだろうなと思う。どういう意図があって投げっぱなしジャーマンのような発言をネットでしなければならない状況なのかを想像するかも知れん。人間としては良く分かるけど、少なくとも官邸から情報を取っていると公言する知識人は、批判や誘導の仕方もきちんと考えないと迷惑する人が出てくるんじゃないかな。