確かに高齢出産はあまり望ましいものではないし、もっと早い時期から女性は妊娠を考えるべき、という一般論では何ら問題ない発言のように見えるが、これ。


http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080205-OHT1T00034.htm
 そろそろ終息かなと思っていたら、遅れて広告業界からの反応があまりにも過敏であることが分かり始め、輻輳して二次被害としか言えないような事態に発展している。これは大変興味深い。


 倖田來未が何故広告キャラクターなどで起用されてきたのかと言う点で言うならば、消費者のイメージ調査で「先進的」とか「開放的」というようなワードが先行し、一方で「清潔感」とか「安心・信頼」といった保守的なワードではほとんど評価されていないようだ。どちらかというと大衆的で一般消費財向きの商品宣伝で倖田來未が起用されることが多いように見えるのも、そのような事情があるからだろう。


個人的には、そういうあけすけな倖田來未のキャラであればそのような発言も許容されるのかな、広告主も織り込み済みだったのかなと思ったら甘かったわけだ。


 2ちゃんねるでこの問題に火がついて各社が対応に追われたような書き方を報知がしているが、倖田來未が起用されている商材は、比較的30代女性が購買を考えそうなものばかりだったことが影響しているように思う。髭剃りを除いて。


 むしろ、広告主としてはそのような「出産を考える高齢女性も購買対象になりそうな商品に倖田來未を起用していたこと」をいち早く撤回することで「あんたら出産希望の高齢女性を大事にする会社でございますよ、ハイ」とアピールしたいというのもあるのかな、と。


 倖田來未としては、10年は活動継続して、10年後に「あたしも羊水腐り始めたぜ」とライブで発言してくれればいいんだが、そういう余裕はないのだろうか。


 一方、ヒマネタだが、岡村靖幸も覚醒剤所持で再逮捕との話が。3度目ですって奥さん。なんか槇原敬之や長渕剛の覚醒剤所持とかと比べて、頑張ってるなって感じ。記事によると、麻薬取締官が踏み込みということのようなので、警察との手柄争いでちょうど良い玉をカウンターで取られたのかと勘ぐってしまうようなタイミングだぜ。


http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080206/tnr0802060921009-n1.htm


 問題は「誰から買ってたか」かもしれないけど。奥が深いね。芸能界。