まとめてドン。


 GMOがクソ修正。
 純粋にオリエント信販押し付けられて反社会的勢力の介入を受けて某大手証券の橋渡し虚しく帳尻を合わせることさえできませんでしたと正直に書いたらたぶん死なので、こうなるのは止むを得ず。この分だと、補填のための上場子会社の売却交渉もままならなかったのかと邪推する次第ですが、見事なクソ株に転落していくGMOの美しさは滅びの美学に近いのでありましょうか。佐渡さんには是非とも頑張っていただきたく。


 爆笑解説記事も置いておきますね。


GMO オリエント信販買収
http://venturecapital.typepad.jp/blog/2005/08/post_1641.html
http://s04.megalodon.jp/2007-1210-1934-50/venturecapital.typepad.jp/blog/2005/08/post_1641.html
へぇ
http://www.google.com/search?num=50&lr=lang_ja&q=%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%80%80%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%82%BE%E3%83%B3


 インデックスは財界展望(ZAITEN)に落合会長の42億円学研株問題が取り上げられてましたが、なんか記事中見てると落合さん本人の借り金の保証がインデックス本体でうんちゃらと書いてあります。


 何ですか、それ。


 常識的に考えて、上場株を担保に出して証券担保金融から金借りたら、返済が滞る予兆の時点で売り払われるわけであって、そんなものは当初から帝国データバンクあたりが早々に記事で書いておったわけです。が、いまさらのように話が蒸し返されるというのは、単純な話、インデックスか落合さんの財布に何事か起きているのかしらという合理的な推測は可能であります。というか、半年以上経って解決してねーのかよ、という驚きと、これまた反社会的勢力が関連したところから金でも引っ張ったんじゃねーのという邪推が渦巻くわけでございます…。


 その間、本丸や周辺の株価が吊り上がったり崩落したりしているわけですけど、これはどうなってしまうのでありましょうか。もちろん、たまたまである可能性はあるのですが。そういう物件そのものをギルティとしてしまうと、T&Gとかドワンゴとかも全部アウトって判断になるんでしょうか。問題銘柄を市場なり当局が把握しているのであれば、市場への悪影響とか投資家保護とかとりあえずのところは考えずに一度売買停止ぐらいはしておいて然るべきかなと。


 んで、アスキーソリューションズに対するオリックスのTOB失敗。こりゃまたビッグな粉飾だ。分かっててやったんならオリックスって凄い奴らだと思います。が、知らなかったんだろうな。粉飾が出た以上、大株主が売れないのは当然、応募株数が集まらないのもまあ自然っていや自然ですが、田北さん本人が持ってる株はどうなってしまうのでしょう。しかもその株は第三者割り当てで自分に割り当てた株だったりするわけですが。


オリックス、アスキーソリューションズ株式の公開買付け結果を発表
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=177086&lindID=3


 ただ、あんま笑えないのは同じような粉飾の”手口”を使っていまなお修正もかけてない上場会社がゴロゴロあって、そういうところが今後の本格的な株式下落局面で売ろうにもデューデリが通らなくて遡って決算修正を迫られてまとめてアデューという爆笑が市場を包みかねないことにあります。疑わしいところを挙げたらきりがない。


 それも、ちょっと前まではネットで面白銘柄とかいってラインアップしてきた銘柄以外の、東証一部だの監査法人トーマツだのといったところで事件が発生し始めたら、正直株式市場はどうなってしまうのと思うわけです。アスキーについて言うならば、前期まで監査法人はトーマツだったわけですしねえ。ただ、見抜けなかったのか見抜かなかったのかは別として、純粋な価値を判断しかねる資産、例えば特許だとか、ノウハウだとかというものを、高いものだと設定して上場会社に押し付けるタイプの粉飾って、言われて見ると少なくないよなと改めて思うわけであります。


http://ke.kabupro.jp/extract/2007/4b161410_20071122.pdf


 誰も悪いことをしていない、誰も犯罪を犯していないのに、問題だけは発生する、それもたくさん、という真の意味でのシステミックリスクでも起きるのかも知れんですね。