そこのお前、議論をスリ替えてるとか言うな。


>日本のインターネット部を目指して!とかいうスローガンをかかげるGMOインターネット社の言う「ロングテール」の実体はこういう有様であり、これが東証一部上場企業。 こんなんだからweb業界自体がオッサンたちに「虚業」とかバカにされて、そのたびに梅田望夫氏あたりが激しく反論し、そんなことしてる間にもせっせと儲けてるのは相変わらずGoogleとYahooだけという状況が続くのかと思うと、悲しいね。
有料リンクは是か非か?黒にんにくネットとアイオイクス社とGMO
http://neta.ywcafe.net/000788.html


 ご説の通り、大変微妙な状況であるのは事実であるが、いわゆるgooglezon(およびその下にコバンザメ状になって鈴なりになっているSEO業者)が想定する高等数学のポリシーとはすなわち評価システムであって、誰かがネット上で能動的に関わりを持とうとする情報は価値が高いという例外なき原則によって構成されている。


 だけど、なぜそんなポリシーにする必要があったのか? その当時はそう考えるのが合理的だったからだ、という話で、いまとなってはネット上の評価などいくらでも自動的に合成することは可能だ。いまや専業でそういう活動をしている会社があるという。誰だそいつらは。


 ネットに限らず、サクラと評判の関係は常に存在するのであって、これはコスト対効果で考えたときサクラが出現しやすい商売は収穫逓増が働きやすいサービス産業に多く見られる。出会い系サイトのサクラが分かりやすいだろうが、出会い系サイト初期は摘発された某テレフォンクラブやダイヤルQ2の時代に遡る古典的なビジネススキームのうえに構築されたものであるから、何をかいわんやである。


 結果、SEOという業界が成立するにあたって、引用ブログの匿名筆者の問題意識というのは実にバッチリぶち当たることとなる。あんな虚業が一部上場であり、言ったもの勝ちのWeb2.0というのは致し方ないとして(事実そういう状況なのだから)、さて次はどうしたもんかという話だ。


 誰かがWebで情報を探したとして、その人が求める望ましいWebの情報というものをどうやってインデックスし、どのような順序で掲載するのが望ましいのか。誰かが誰かのコンテンツをレコメンドすることがWeb上の情報の品質を担保しているという幻想が幻想であると分かるころに、次に来る大きな概念の変動先とはどんなものが考えられるんだろうか、という。ネットという書架に検索エンジンという司書がいたとき、どんな司書が利用者にとって有能か。


 そんなものは、もっと頭のいい人たちが24時間考え続けているんだろう。でも、過去に頭のいい人たちが24時間考え続けた結果としてのいまのWebが、果たしていまの私たちにどれだけの恩恵を残したのだろう、と思うと何とも。


 結果として、サクラとダフ屋の実利的関係をサイバー空間に持ち込むとgooglezonになったということになりやせんか。