ポイントは飯島氏が辞表ってくだりなんですが、記事中は「小泉が最終的に福田支持に動き、飯島が突然退職した経緯は不透明だ」って話です。結構肝心な部分だと思うんですがねえ。政権末期の怪情報発信元や、少年官邸団と称して週刊誌界隈に観測記事を書かせたり「小泉再登板説の怪」を持ち出したりしていたのはどういう理屈だったんだろうと思います。一個人の読み違えにしては、結果として首相の首を取ってしまったことでもあるので、大騒ぎにならないまでも戦犯扱いにはなってしまう気がします。


http://www.nikkei.co.jp/neteye5/shimizu2/20070918nea9i000_18.html


 具体的には週刊朝日や週刊現代だろうと思うんですが、結果的にどちらも”事実だけどガセネタ”っていう性質のもので、もう三年前から分かっている話をなぜいま持ち出して煽っているのかという別の意図について考えるべきなのかなと。そうなると、官邸関係者ってどの辺であるか、何を考えて情報を発信していたか分かりそうなもんですけどね。


 ただ、一定の派閥が何を考えているのか知る目的であれば、この日経清水氏の一連の記事はかなり参考になりますし質も高いように思います。結論でいえば謀略なんかはじめからどこにもなかった、ただ状況が動いていただけなんだろうと感じますが、どうなんでしょう。