かつて吸水性ポリマーを利用した人工雪を降らせるとか言って株式を公開したクソ銘柄があって、最近も反社会勢力との関連が取り沙汰されるなどウキウキな状況だった我が国の新興市場であるが、中国ではより奥へ踏み込んでいっているようである。


 ヨウ化銀打ち上げて雲を作って雨を降らす程度であれば、うどん煮過ぎで川が干上がった香川県でもやろうと思えばできるんじゃないかと思う。意味があるかどうかは知らないけど。ただ、いまない雲を作ることは可能でも、いまにも雨が降らんとする雲をどかして天候を良くしようという斜め上の発想はどうなんだろうか。台風でもやってきたら核でも落としかねない。おとなしく開閉式ドーム球場みたいなのを建設するとか、そういう方向にはならなかったのは残念なことである。


 しかも、北京五輪期間中に開会式閉会式の間に雨を止ませるためだけに「挑戦」するんだと。「最後のチャンスだ」じゃねえよ。それって雨も止まないだけじゃなくて破片まで降ってきかねない勢いなんじゃないのか。


 かなりグダグダな展開になってきていて正直微妙な感じなのだが、金の余ってる地域も金の干上がった地域も大丈夫なのか、中国。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070717-00000160-jij-spo


ロケット弾で雨雲を分散=開閉会式での晴天確保へ-北京五輪
7月17日18時31分配信 時事通信


 【北京17日時事】17日付の中国日報など中国各紙によると、中国気象局の鄭国光局長は16日、来年8月の北京五輪開閉会式で晴天を確保するため、ロケット弾を発射して雨雲を分散させ、雨を降らせないようにする演習を開始すると語った。
 北京の8月は降水量が多い時期で、開会式は来年8月8日に国家体育場(愛称・鳥の巣)で行われる。世界が注目するオープニングイベントが雨に見舞われては形無し。そこで、ロケット弾を用いた自然への「挑戦」となった。
 中国ではヨウ化銀などを搭載したロケット弾を発射して雲を刺激し、降雨を促して農業などに役立てる技術が実用化している。鄭局長は「この夏は五輪期間中と似た気象状況でテストできる最後のチャンスだ」と語った。