日弁連の元会長土屋公献弁護士の自宅や事務所まで家宅捜索されるニュースが報じられるのは分かる。


朝鮮総連本部の登記問題、日弁連元会長宅も捜索
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070615i301.htm


 毎日新聞では、問題となった元公安緒方氏の会見を引いて「『民間でも力を貸したいという日本人が複数いる』と語る一方、出資者の人数や立場などについては言及を避けた」だって。さらに「今回、実際にまだ資金を集められていないという。出資者は本当に日本人なのか、あるいは実在するのかという疑惑さえ浮かぶ」と〆。あらそう。


朝鮮総連側代理人、本部登記問題で「35億出資者は1人」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070614i104.htm


 曰く「土屋弁護士は緒方元長官に取引を持ち掛けていた。また、土地・建物の購入代金35億円分の出資者は、日本人1人だけだったことが、土屋弁護士の話で明らかになった」って。差し押さえ逃れのペーパーカンパニーであることまで自認ってのまではいいや。実際そういう目的なんだろうから。


 しかしなあ。要するに検察が家宅捜索して強制捜査しなければ実態が分からないだろうと判断したわけだ、そうなると、公安はあれだけ要員揃えているにも関わらず総連の動きを察知し損ねてしまっていた、ということになるまいか。


 で、読売新聞が絶妙な寄りきり。ほかの記事も併せて読むと分かるが、どこぞの捜査機関の提灯というわけでもなさそう……。朝日新聞は貫禄の出遅れ、というのは理解できるとして、産経新聞さえ遅れているのを見ると、政権発情報でないのは確定。


 個人的には、慰安婦問題でアメリカを焚きつけた馬鹿に対する国内報復なんジャマイカと妄想するが、はてさて。