沢尻エリカ本人というより、周辺のスタッフが。


http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070604-OHT1T00070.htm


 この手のギミックで言うと、私は長州力=RIKIを思い起こすのだが、バレバレでもいいからとにかく話題を! という言い方でいうと、ドコモ2.0に近いかもしれない。何その手垢感、その黒ずんだドアノブカバーが逆に心地いい、みたいな心の中のハレーションがサラウンドな状況です。まだ小暮伝衛門(=デーモン小暮)のほうが分かる。柴咲コウ(山村幸恵)は許す。歌うまいし、キャラがまんまだから。だがこの物件だけはどうもなあ。



 誰かの差し金っていうか売り方についての注釈がどうのこうのというより、周辺にいるスタッフと本人の立ち位置、扱いやすさ、本人の才能に関する本人の認識と周辺の評価との落差といったあたりに思いを馳せるのだが、腰を抜かしたのがこれ。


http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SR/erika/SRCL-6588/2/sound.asx

 ただのJ-POPじゃねえか… パリ生まれはどこに逝ったんだ。ご宣託と実情がメカ次元の乖離を起こしている。第三者の評価を待つまでもなく、話題性狙いで「こういうことにしてみました」的アングルが周囲にどう納得されるのか考えなければならない。吉田豪氏あたりに「で、お前は本当のところどう思ってるの」と直接インタビューしてもらいたいぐらいだ。


 それとも、女版お塩先生の路線であることにスタッフ一同激しく合意した結果がこの体たらくなのだろうか。謎は尽きない。どうしたらいいんだろう。しかもネット内で評判になるように予算をつけるとかいう話もあるらしいよ。ネットも舐められたもんだ。まだPVもまともにでていない段階で「これは凄い!」的な書き込みをしたブログは漏れなくビッチ認定することに。そこまでして小遣い稼ぎたいか。なあ。