「愛・蔵太の少し調べて書く日記」を読んでたら以下のような記事が。ちと微妙に論点が錯綜していて読みにくいところもあるけど、確かに言われてみれば…。


■[ネタ]ネットカフェ難民なんてただの報道の演出です
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070506/nanmin


 どうも「目に見える格差問題」を探して辿り着いたのが、ネットカフェ難民であって、実態はゼロとは言わずともかなり演出と言うか捏造として構築されているもののようにも見え、そこに小泉時代の経済政策への反動で巻き返したい野党議員が飛びついて、テレビ報道以外のソースがあまりないにもかかわらず、国会質問してしまって社会問題として捉えられるようになってしまった、という流れだろうか。


 報道番組の内容を検証している人がおるらしく、まあ要するにネットカフェが安価な簡易宿泊施設という利用のされ方もされていて、当然そのなかには日雇いや派遣社員も多くいます、以上の意味合いはないのかもしれない。ドヤを指差して格差社会だ!とは手垢がつきすぎていて言えないが、ネットカフェなら新しいし、目立てるぜ共産党、みたいなものもあるかも知れん。


 ワーキングプアがあまり興味をもたれなくなったので、新しくネットカフェ難民を作ってみましたという状況だとすると、先に述べた安価な簡易宿泊施設として利用されてきてそれはそれで便利だった事情が一変してしまうかもしれない。何より、ネットに接続できることでフィッシング詐欺など経済事犯の温床となり続けてきたネットカフェ業界に対する圧力なんてのも思惑としては介在しうるわけで、本人確認を徹底します、治安対策を進めます、貧困層の受け皿にネットカフェを、などという流れの向こう側に、じゃあネットカフェの開業には旅館業務みたいな許認可制度を充実させましょう的な順路が矢印つきで見えてきそう。


 見方変えれば、風俗店の辿った道のりに近いのかなあ。違うか。