今日は長男タロの5歳の誕生日。

タロとの5年間を振り返って。



タロは本当に手のかかる子でした。

赤ちゃんのころもたいがいでしたが、離乳食も全然食べず、

1歳過ぎたころからは特に。


パパもママも振り回されっぱなしでした。

すぐヒステリックに怒る・キレる。

原因不明の大泣き。泣いたら止まらない。

そっくりかえって、抱っこしても落ちそうなくらい大暴れ…。

毎日毎日が、いつ不機嫌になるかビクビクで、

二人っきりの時間が怖くて怖くて仕方がありませんでした。



まったく理解できず、通じ合えない母子。



そんな、母親失格の私を感じ取ったのか、1歳半ごろタロは、

私のことを避けるようになり、

私が抱っこするだけで、近づくだけで、「イヤ~!」と大暴れ。

パパがトイレに行っていなくなっただけで、大暴れ。



妊娠していた事もあるけれど、私の母親らしくない弱い心が、

母親への嫌悪感を抱かせてしまったのでしょう。


そうこうしてるうちに、次男ジロが生まれ、タロは余計に甘える場所を失い、

母親(私)と心通わせるタイミングを見失い、さらに距離が広がってしまいました。



2歳になるとさらにエスカレートし、<魔の2歳児>といわれるのが

痛いほどわかる、キョーレツな日々を送りました。


泣く。叫ぶ。逃げる。積み木などで自分の頭をたたき自傷行為をする。

道路のど真ん中で、<抱っこ抱っこ!>とひっくり返って大泣き!

でも赤ちゃんを抱っこしてるから、抱っこできない(涙)

お風呂上りに、裸で逃げ回り、着替えもさせてくれない。



そんな毎日が続き、私もいい加減 <いーーーーーーーー!>となって、

叩いたり、ベットに投げつけたり、肩を揺らして怒鳴りつけたり、

それはひどいことをしてしまっていました。



自然に甘えることのできないタロ。

してほしいことを素直に表現できず、大声で訴えることしかできないタロ。

本当はもっとふれあいたいはずなのに、近づくと避けるタロ。

うなりながら、泣きながらしか、<抱っこして>と伝えられないタロ。



とても手のかかる、素直じゃない、あまのじゃくな男の子に育ってしまったのは

全部この母の至らないせいで、

その性質のせいで、余計に怒られ、パパからもキツイ態度をとられ、

本当に本当にかわいそうな5年間を過ごさせてしまったと、

いま、心から反省しています。


本当にごめんね。



もっと、心が広くておおらかで、ゆったりと育てられるママなら

素直に甘えられて、やさしくて、ほがらかな男の子に育っていたかもしれません。



いろんな我慢を重ねて、5年間、本当によく頑張ったね。タロ。


お誕生日おめでとう。

もっとママに甘えていいんだよー。