イヴリーギトリス♪ヴァイオリンリサイタル☆

5月7日に、イヴリーギトリスのヴァイオリンリサイタルに行って参りました

私にとって三度目の正直のコンサートでした。一昨年はギトリス氏の体調不良で来日中止、昨年は我が家で身内に不幸があり泣く泣くキャンセルに…。

二年連続で紀尾井に聴きに行けなかっので、もう縁が無いのかなと思っていたら、今年は県内の会場で聴けるという事で数ヶ月前からワクワクしていました


演奏プログラムは

ヒンデミットのソナタ、
ベートーヴェンのソナタ「春」


マルディロシアンのソロ

コミタス アンドレアシャーン編曲 「春」
ハチャトゥリアン 「トッカータ」


当日発表の小品集

ブラームス FAEソナタのスケルツォ

パラディス シチリアーノ

マスネ タリスの瞑想

チャイコフスキー 「なつかしい土地の思い出」よりメロディ

クライスラー シンコペーション

クライスラー 美しきロスマリン


アンコール

クライスラー 愛の悲しみ

成田為造 浜辺の歌「ギトリスオリジナル変奏曲」

チャイコフスキー 感傷的なワルツ


ギトリスの音楽を存分に楽しめる盛りだくさんの内容でした
ピアニストのマルディロシアンも素晴らしかったです。ギトリスのアドリブにもぴったり合わせていて、息が合うとはこういう事なんだなぁと思いました

後半の当日発表の小品集では、ギトリスが演奏曲目を口頭で発表してくれて、その中にユーモアセンスもあって楽しかったです
会場の雰囲気も時々笑いが出るなど和やかでした
三列目の席だったので、表現も良く見えました

ギトリスの音程を少しずつ変えるような感情表現が素敵で、ヴァイオリンの音だけれど声のように直に心に訴えられるような感じがしました
ギトリスの音色は、ただのヴァイオリンの音でなくギトリスの人生そのものを表すようでした。
音楽を愛し、ファンの皆に愛されているギトリスにしか出すことの出来ない音です。


サービス精神旺盛で、アンコールも3曲と沢山聴かせてもらいました。
どの曲も大好きな曲ですが、ライブでチャイコフスキーの感傷的なワルツが聴けて嬉しかったです

私の今までの人生の中で、またこれから先も、一番心に残るコンサートでした。


これからも健康で、素晴らしい演奏を届けて欲しいです。


※２ワンは元気ですよ

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