ドイツ・ミュンスターを本拠地とするマイスタージンガーは2001年の創業以来、“時間は分や秒に細かく分けなくても意味を持つ”という極めてシンプルな哲学を掲げ、機械式シングルハンドウオッチの世界的リーディングブランドとしての地位を築いてきた。1本の時針が静かに時を刻むそのスタイルは、私たちを急き立てる時間から解放し、今この瞬間をより豊かに味わうための道具として、こだわりを持つ時計愛好家たちから厚い支持を得ている。

今回、ブランド創業25周年を記念して開発された「パンテロ」は、ブランドが四半世紀にわたって培ってきた“少ないことは豊かである”というミニマリズムの集大成でありながら、ケース、ムーブメント、文字盤に至るまで全てを刷新した意欲作だ。最大の挑戦はシングルハンドの新たな解釈にあり、まず時を12時位置の丸窓で表示。内蔵のジャンピングアワー機構により、毎正時に数字が瞬時に切り替わる仕組みとなる。分表示もまたユニークで、中央からオフセンターへと移されたミニッツリング上を、専用の針が滑るように駆動する独創的な表現を実現している。

視線をさらに下へと向ければ、6時位置の“サンホイール”と名付けられたパーツが目に飛び込む。マイスタージンガーのロゴであるフェルマータをモチーフにしたこの円形パーツは、1秒ごとに回転を続け、内部のムーブメントが絶えることなく作動していることを可視化。これ自体が時間を計測するわけではないが、光を反射しながら回るその様は文字盤を照らす太陽のような存在感を放ち、表情に絶え間ない躍動感をもたらしている。
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本機の内部には、3針ムーブメント「Sellita SW300」を母体とし、デュボア・デプラ製のジャンピングアワーモジュールを搭載した自動巻きムーブメント「キャリバー MS-JH-01」を搭載。約47時間のパワーリザーブを誇る同ムーブメントは、ローター部分に3つのフェルマータが重なり合う意匠と、アンスラサイトカラーのシックな彩りが芸術的なデザイン性を強くアピール。4本のネジで固定されたシースルーバックから、その美しく繊細な姿が鑑賞可能だ。外装もまた、一切の妥協を排して仕立てられた。新たに設計された40.5mm径のステンレススチールケースは、正面から見るとベゼルが極めてスリムに設計されているが、一方でケースサイドの表情は豊かで、ポリッシュとブラッシュという2つの仕上げによって光が複雑に交差。独創的なスパイラル形状のリューズも、強い個性を放つディテールとなっている。「パンテロ ジャンピングアワー」は、限定モデルと2つのレギュラーモデルの計3モデルが用意される。まず「ギヨシェ・エディション」は世界限定25本の超希少モデルだ。特徴的なシルバー文字盤は、今や希少となった手動式のギヨシェマシンを操り、熟練の職人が一刻みずつ手作業で彫り上げたもので、一つとして同じものは存在しない唯一無二の芸術性を放つ。ミニッツトラックや針、サンホイールにはメタリックアンスラサイトが配され、彫り込まれたダイヤルとの美しいコントラストを描き出している。

 

 

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