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5色の毛まとった鳳凰像 復元 公開

世界遺産・平等院は
鳳凰堂創建(1053年)時の鳳凰像(国宝)の復元模型を公開
平成大修理に伴い鳳凰像を初めて本格的に科学調査し
その結果を基に平安時代の姿を再現した
模型は 実物の2/7で 高さ約30cmの青銅製
鳳凰は想像上の鳥 中国の古文書に毛は5色との記述

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模像は青銅製 かつては金メッキされていた実物像の2/7
(かつて鳳凰堂の屋根に据えられ 現在は 鳳翔館で展示)
制作にあたって 頭に32カ所の穴を確認
中国・漢時代ごろの史書に想像上の鳳凰の姿として
「五色の毛」との表現があることから
銅線を芯にして 青 黄 赤 白 黒 の糸を巻いた
32本の毛(長さ約20cm)を付けた

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東京文化財研究所が実物像を調べたところ
頭から脚までは銅の含有率が80~90%の
強度のある青銅製鋳造
尾羽と翼の先端の風切羽は鍛造で
青銅が加工しやすくなるよう
銅の含有率も95%以上
部位によって加工方法が異なることが判明

復元に当たってはメッキの色合いを微妙に変え
台座と首飾りに当たる宝珠は
メッキがされていないことも分かった
宝珠は全体のバランスを考え漆で藍色に仕上げた


【動画】頭に五色の毛の鳳凰像公開
( by 朝日デジタル )

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 (神居文彰 住職)
「棟上げなど儀式用に
当初は植毛して立派に飾り付けていたのだろう
非常に優美で 力強い造形だ」
「植毛により全体のバランスがよく 華やかさを増した」


模像は 9月末以降の一般公開を検討