京都三大祭りトップを飾る「葵祭」が 15日に行われるのを前に
祭りの主役「斎王代」が 身を清める「御禊の儀(みそぎのぎ)」が
4日 世界遺産 下鴨神社で行われた
葵祭の主役「斎王代(さいおうだい)」は
平安時代から鎌倉時代まで 神社に仕えた
天皇家の未婚の皇女「斎王」
・・・・の代わりを務める女性
今は「斎王」に代わる「斎王代」が務めている
「御禊の儀」は 斎王代が 祭りの無事を祈願し
穢れを祓い心身を清める行事
今年第58代目の斎王代に選ばれたのは
京都市出身 東京・聖心女子大3年 長瀬摩衣子さん(20)
本殿でお祓いを受けたあと 童女に導かれて
フタバアオイの葉を頭に挿頭し十二単衣姿に身を包んで
雅楽の調べとともに登場
境内を流れる「御手洗(みたらし)川」に 両手の指先をそっと浸し
穢れを祓い 身を清め 葵祭の無事を祈った
御禊の儀は かつて神社に仕えた未婚の内親王「斎王」が
鴨川の河原で身を清めたことに因む神事
濡れた手を拭いた「手水紙」と呼ばれる紙を流し
儀式が クライマックスを迎えた
( 儀式を終えた第58代斎王代 長瀬さん )
「十二単衣は平安の昔を思い起こす重みがあった
身も心も清らかになり すがすがしい気持ち
祭り当日は 身を引き締めて本番を迎え 笑顔で務めたい」
と ほほ笑んだ
訪れた約600人の参拝者は 青空が広がる下
厳かな雰囲気の中で行われる古式古式懐しい行事を
静かに見守っていた
( 京都市 女子大学3年生 )
「衣装もあでやかで 平安時代にタイムスリップしたような気持ちになった」
御禊の儀は 下鴨神社と上賀茂神社で 隔年交代で催されている
京都三大祭りのトップを飾る葵祭では
斎王代は およそ500人の行列を従え 都大路を練り歩く
祭りの行列は 15日午前10時半に京都御所を出発し
下鴨神社を経て 上賀茂神社に向かう
◇ 下鴨 上賀茂両神社の神紋から由来
なぜ「葵 祭」って言うの?
( by 毎日新聞 )
葵祭は 下鴨神社と上賀茂神社の例祭で 起源は6世紀とされる古い祭り
本来は「賀茂祭」だが 室町時代の応仁の乱で中断され
江戸時代 元禄7年(1694)に再興されて以降「葵祭」と呼ばれるようになった
祭りの日 行列に参加する人の装束などに
神社の神紋であるフタバアオイの葉を飾るため そう呼ばれるようになった
「江戸時代」と「葵」で思い出すのは 徳川家の「三つ葉葵」
祭りの復興に 幕府の援助があったようで 呼び名にも影響があったのかも
ケータイの方 ごめんなさい 適正化していません