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蹴 鞠(けまり)  - 談山神社

1400年以上前に中国から伝わり 古代の装束を着て
貴族や庶民に親しまれた蹴鞠を再現する「春の蹴鞠祭」が
奈良 桜井 多武峰(とうのみね) 談山(たんざん)神社で行われた

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( by NHK news 4/29 on air )
蹴鞠祭は 談山神社に祀られている(祭神)藤原鎌足が
蹴鞠を通じて 中大兄皇子と親しくなり 友情を結んだとされ
後に本殿裏の山中で大化改新(645)の計画を練った故事に因んで
毎年 春・秋に行われる

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境内の庭で神事が行われたあと
烏帽子をかぶり 袴姿に 赤や紫など色とりどりの
古代の装束を身につけた蹴鞠(しゅうきく)保存会の8人が
輪になって蹴鞠を始め 約500人の参拝者に 華麗な技を披露した

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13m四方の鞠庭で 鹿の革で作った約100gの白い鞠を蹴り続ける
(ひざ)を曲げたり 左足を使ったりするのは不作法とされ
上半身を動かさずに 地面すれすれで右足だけを使って
掛け声を出しながら 身長の2倍の高さに蹴り上げる
時間制限や勝敗はない

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保存会の人たちは 鹿の皮で出来た直径およそ20cmの鞠を
「あり」「やあ」とか「おうー」などの独特の声を掛けながら蹴り上げる

色鮮やかな装束をひるがえし蹴られた鞠が高く上がると
巧みな足さばきに 訪れた人たちから歓声が上がっていた

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汗ばむほどの陽光 晴れ渡る空 新緑が鮮やかな木々の下で
大勢の観光客らは 歴史絵巻 蹴鞠の優雅さを満喫
家族連れらから 盛んな拍手や歓声が上がった

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( 名古屋から訪れた40代 男性 )
「歴史を感じさせるおおらかな行事だった」
( 西宮市の中学2年生 )
「すごく上手で驚いた 私もやってみたい」