国 宝 吉 祥 天 女 画像
奈良時代 麻布着色 額装
縦 53.0 横 31.7
この吉祥天像のお姿は光明皇后(こうみょうこうごう)を写したと伝えられ、
麻布に描かれた独立画像としては、日本最古の彩色画。
吉祥天女は福徳豊穣の守護神として崇敬され、
年中の罪業(ざいごう)を懺悔(さんげ)し、除災招福を祈る、
吉 祥 悔 過 (きちじょう け か)の本尊として祀られている。
正月に行なわれる法要 修正会(しゅしょうえ)が吉祥悔過法要にあたり、
宝亀2年(771)以降行なわれている。
毎年1月1日~15日まで、その期間中の薬師寺ご本尊として
金堂薬師三尊像の御宝前にお祀りされる。
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